《taehyungside》
taehyung『どこまで行くつもり!?』
ジョングガに強引に手を引っ張られ歩くこと数分。
無言のまま僕を連れていくグガに怒りが溢れ、怒鳴ってしまった。
するとグガは僕の腕を掴んだまま動きを止め
JUNGKOOK『そんなに僕のこと嫌いですか、?』
taehyung『は?』
taehyung『、、嫌い、?』
そんなこと聞くために楽屋飛び出してここまで来たのか、とガッカリする。
JUNGKOOK『、、、、、。』
グガはやっとこちらを振り返るが、
俯いていて表情が分からない。
taehyung『嫌いなわけ、』
嫌い?そんな訳ない。
僕が今まで、グガが好きだっていう気持ちを隠そうと耐えてきたか。
ジミナとグガが付き合って、
どれだけ悲しんだか。
taehyung『グガこそ、、』
僕のこと好きじゃないんなら、
勘違いさせるような事しないでよ、、
と言おうとしたが、この時僕は2人が別れたことを知らず、
《グガはジミナと付き合っているからこんな事言えない》と思い、言葉を飲み込んだ。
《JUNGKOOKside》
JUNGKOOK『“グガこそ”ってなんですか、』
taehyung『なんでもない、』
テヒョニヒョンはいつもこうだ。
何も教えてくれない。
だから僕たちの間にはいつも壁がある。
JUNGKOOK『、、テヒョニヒョンはいつもそうだ、!』
JUNGKOOK『僕には何も教えてくれない、!』
《taehyungside》
JUNGKOOK『、、テヒョニヒョンはいつもそうだ、!』
JUNGKOOK『僕には何も教えてくれない、!』
と言われ気づいた。
グガはそう思ってたんだ。
気持ちがすれ違ってただけなのかな、
もっと話し合うべきだった。
いや、今からでも遅くないかもしれない、
taehyung『グガ、、、』
JUNGKOOK『すみません、
もういいです、。』
“パシッ”
グガに掴まれていた腕が振りほどかれた。
taehyung『え、?』
JUNGKOOK『ここまで連れてきてすみませんでした。』
グガは背を向けて歩き出す。
taehyung『グガっ、話を、!』
と叫ぶと、ピタッと止まり、
背を向けたまま冷たい声で
JUNGKOOK『テヒョニヒョンと話すことはもうないですよ、ㅋ』
と言い、去っていった。