「箕輪くん……?」
「犯人は、近藤さなだ……」
その言葉に、舞夜の瞳が、すっと細くなった。
「思い出したんだ。全部、君が会いに来てから、どんなことがあったのか……」
「そう……。でも、少し待ってもらえるかしら。たぶん、もうすぐみんなが来るから、話はそれからにしましょう」
そう言われて、進夢も時計を確認した。
確かに、そろそろみんなが来てもおかしくはない時間である。
「わかった。それじゃあ、僕は思いだしたことを整理しておこうと思うんだけど、メモが取れるようなもの、あるかな?」
やがて、やってきたのは、早峰信二、仙道愛菜、内海静と西本恭子だった。
「というわけなんだ……」
進夢は思い出したことをできるだけ詳細に、客観的に話した。もちろん、舞夜とのあれこれ、は省いてだが。
すべてを話し終えた時、その場には、耳が痛くなりそうなほどの沈黙が横たわっていた。
それ***************************
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