指先の圧をかけてそこを擦る。
「はっぁ…!?♡んあっ♡ごめっ…らひゃっ♡やらっ♡おかひくなるっ♡」
更に強くなる快感に、とうとう抑えきれなくなった声が漏れ出てくる。
「そうだ、もっとその声を僕に聞かせて…♡」
「はぁーっ♡らめっ♡ずっとそこ…やんっ♡」
中がヒクヒクと収縮を始める。
「不安だったが…こんなに感じてくれるなんて嬉しいよ…♡」
「ひあっ♡無理っ♡もう無理ぃっ♡」
「無理?僕の愛撫は嫌だったか?♡」
「ちぃ…違っ…♡嫌じゃ…なくてっ♡」
気持ち良すぎておかしくなりそうだから、一旦止まって欲しい。
ニュートの言いたいことをわかっている上で、わざとそこをぐりぐりと押す。
「ッ〜〜〜〜♡♡」
今の自分ではうまく言葉で伝えられないと判断したニュートは、首を必死に横に振る。
「ははっ、なんて可愛いんだ♡」
自分の中での最大限の抵抗は、むしろ逆効果だったようだ。
指が止まることはない上に、兄の興奮を高めてしまったようで、兄はまた喉を鳴らした。
「はぁっ♡もっ…もうやっ…止めてよっ♡んぁっ♡あぁっ…♡」
そして切なげな声を出す頃、収縮の感覚が狭まってきた。
テセウスはまさかと思い聞いてみる。
「…イきそうか?」
「え…?そ、そんな早いわけ…」
自分の身体のことなのに、自覚ができていない。
間違いないと確信したテセウスは、指を早めた。
こりゅこりゅと連続的にその感触が指先へと響く。
「〜〜〜ッ!?♡ひゃっ…なんれっ早くするのぉ!?♡」
突然早めたため驚いてはいるが
迫り来る絶頂により、だんだんと目は細くなっていく。
「ニュートがイきそうなんだから、当然だろう?」
「だめだめっ♡んあっ♡やだっ♡恥ずかしいのにぃっ♡」
もう絶頂するというのに、その寸前まで抵抗をする。
そんなニュートに、ますます愛おしさを感じる。
「ほら見せて…♡ニュートの一番可愛い瞬間…♡」
ニュートの抵抗も虚しく…
「ぁーっ…♡あっ♡らめっ♡イっ…ちゃうッ…♡ああぁーッ♡♡」
ビクンッ、ビクンッ
目をギュッと固く閉じたニュートは
身体が電流を浴びたかのように震える。
それと同時に中が酷くうねる。
「あっ…指がっ…!」
痙攣は数十秒ほど続いた。
「あぁっ…♡はぁっ♡はぁっ♡」
波は落ち着いてきたようで、身体の力が抜け
詰まった呼吸も抜けていくように、口で大きく呼吸を繰り返す。
「凄いよニュート…♡」
ようやく指が抜かれた。
入り口はまだ余韻でヒクヒクと蠢く。
その度ににちゃ…といやらしい音を鳴らす。
「はぁっ…♡テセウスの指…凄い…♡」
ようやく呼吸が落ち着いたニュートが口を開く。
その第一声が、愛撫に対する好意的な感想だったため
つい感情が爆発して、抱きしめてしまいたくなった。
「…そんなに気持ちよかったか?♡」
「う…うん…♡」
イった後のニュートは
真っ赤な顔で、ふにゃりと溶けるような笑みを浮かべる。
僕の恋人はどこまで可愛いんだ…
テセウスはただただそう思うばかり。
「…指でこうなるのか…なんだか別の不安が出てきた」
「ん…別の…?」
「あぁ…僕がイかせられるのはわかったが、それはお前の感度が良いから、かもしれないだろう?
そうなると僕が終わるまでニュートが持つのかなって…」
ニュートは聞かなければよかったと言わんばかりに眉間に皺を寄せる。
「っ!///も、もうっ…それはわからないけど、次は僕の番でしょ?ほ、ほら…」
そう言って足を閉じると、テセウスに交代を促す。
「どうやってしてもらおうかな…あっ」
テセウスはベッドから降りると、立ち上がる。
「ん…どう…?」
ニュートはズレた枕の位置を直すと、顔を上げながらそう言いかけた。
「っ…て…」
ニュートの目が見開く。
「い…ぁ…え?な…え?」
「ん?どうしたんだ?」
「…」
そこからニュートは固まってしまった。
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