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今回の登場人物︰カミラ・ロールズ(K.L。主人公。ヴァンパイア聖魔学校3年)、レオン・フローレス(L.F。ヴァンパイア聖魔学校3年。カミラの相棒)、ヴァニスタ・ストレンジ(V.S。ヴァンパイア聖魔学校3年。右手に火傷のあとがある)、クリスタ・ストレンジ(C.S。ヴァニスタの妹)、その他(グレース母など)
あの事件から1週間ほどたった今、カミラ達は今まで通り学校生活を送っていた。今は昼休み。4人は、教室で雑談をしていた。
K.L「それにしても、先週は疲れたわね」
L.F「だね。まさかグレースとボーンズ教授が親友同士だったとは…」
4人は先週の“吸血鬼の日記事件”について話していた。その日はびっくりすることがありすぎて、次の日にカミラとアダムの家に集まり、昨日どのようなことがあったかを整理した。少し落ち着いたものの、驚きは完全にはなくならない。
A.L「はぁ…1週間経った今でも、あの日あったことを思い出すだけで心臓がバクバクする」
この言葉に、3人は頷いた。アダムはその日、色々なことが起こりすぎて戦いが終わった後、しばらく医務室で放心状態になっていた。
V.S「あの日のアダムは、今まで見たことのないくらいぼーっとしていたな」
A.L「あぁ…自分があんな状態になるなんて、思ってもしなかった」
アダムは少し暗い表情をした。そんなことを話しているうちに昼休みが終わり、5限目、6限目が終わり、ようやく生徒が待ちわびていた下校時間になった。
A.L「ようやく終わった…早く帰って寝よう」
V.S「お前は本当に寝るのが好きだな」
アダムは寝るのが好きで、休日は基本的に自室でゴロゴロしている。そして、4人は帰宅し、各自家でやることをした。
―ストレンジ家―
V.S「ただいm」
C.S「おかえりお姉ちゃーん!」
ヴァニスタを1番に出迎えたのは、妹であるクリスタ。クリスタはヴァニスタのことが大好きで、いつもくっついている。
ヴァニスタ母「あら、帰ってたのね。おかえり」
クリスタの元気な声と重なって聞こえたのは、ヴァニスタの母親の声。落ち着いた優しい声は、ヴァニスタの心を癒す。
V.S「あぁ、ただいま母さん」
ヴァニスタ母「ふふふ、相変わらず仲良しね。いいことだわ」
ヴァニスタの母はそう言って通り過ぎていった。クリスタはヴァニスタにべったりで、全く離れようとしない。ヴァニスタが抵抗しても、強い力で抱きしめてしてなかなか離れない。
V.S「離れてくれ…」
ヴァニスタがお願いしても、
C.S「いやだ!離れない!」
の一点張り。結局、ヴァニスタが自由になったのは帰ってから10分後。解放されたあと、ヴァニスタは疲れて部屋で寝てしまった。ヴァニスタが寝てから30分後、クリスタが部屋にやってきた。
C.S「お姉ちゃん!一緒に遊ぼ!」
ベッドに飛び乗り、ヴァニスタを揺らして起こした。クリスタはものすごくヴァニスタを揺らし、大きな声で遊びに誘い続けた。
V.S「はいはい、遊ぶから。何で遊ぶ?」
ヴァニスタがそう言うと、クリスタは目をキラキラさせた。
C.S「ほんと?やったー!じゃあ、おままごとしよう!私お姉ちゃんね!お姉ちゃんはお母さん!」
そう言って、クリスタは自分の部屋に走っていった。ヴァニスタは渋々ベッドから出て、クリスタがいるはずのクリスタの部屋へ向かった。
―クリスタの部屋―
C.S「あ!やっと来た!遅いよー!」
部屋に入ると、準備は既に終わっており、クリスタは待ちわびていた。
C.S「さ!早くやろうよ!」
そう言って、2人は夕ご飯の時間までおままごとで遊んだ。夕飯の時間になり、ダイニングに移動した。
ヴァニスタ母「ご飯は出来てるから、温かいうちに食べてしまいなさい」
2人は味わってご飯を食べた。食べ終わったあとは、ヴァニスタは課題、クリスタは絵を描いた。その後、寝る時間になり、2人は眠りについた。
ヴァニスタ父「リリア、“あの事”いつ2人に言うんだ?」
ヴァニスタ母「そうね…そろそろ言った方がいいわね」
ヴァニスタ父「ヴァニスタはなんて言うだろうか…」
ヴァニスタ母「そうね…ジャック」