フレアとシンカに求婚した。
余の子を孕み育ててほしいと言ったところ、何やら顔を赤くした。
「何を照れておる? 以前にも、いくらか教えてやったことがあるだろう?」
ダンジョン攻略試験の際、フレアが媚薬を浴びてしまった。
それを発散させてやるために、余の指で彼女を絶頂に導いてやったのだ。
そしてシンカ。
ダンジョン攻略試験の結果を受けて彼女が余に絡んできたときに、返り討ちにしてやった。
少々やり過ぎてしまったので、回復魔法を掛けてやった。
回復魔法の副作用によりシンカが発情したので、詫びも兼ねて余の指で絶頂に導いてやったのだ。
あのときは大変だった。
「なっ! あ、あれはノーカンよ!」
「あくまで治療行為って言っていたじゃないか! 僕は忘れていないからね!」
2人が抗議してくる。
「ふむ? 何が不満なのだ?」
余はそう尋ねる。
「自らの股を見てみるがいい。期待で濡れているのではないか? 下の口は正直だな」
「……っ!!」
「うぅ~!」
言われて自分の秘所を見下ろしたシンカとフレアの顔が再び赤くなった。
どうやら図星のようである。
いや、これはイリスの魔眼の影響か?
今晩、体がうずく催眠を掛けられていたな。
その影響が出始めているのかもしれない。
「さあ、始めるぞ。まずは服を脱いで裸になるがよい」
余はそう命じる。
先に動いたのはフレアだった。
「もう好きにして……」
フレアは恥ずかしそうな顔をしながらも制服に手をかけ、下着姿になった。
「赤、か……」
火魔法の名門であるバーンクロス家の娘らしい色だ。
そのことに感心しながら、余は彼女の全身を眺める。
「ふむ……。濡れているなんてものじゃないな」
フレアのあそこは洪水状態のようである。
下着で水分を吸収しきれていない。
イリスの魔眼の効果は絶大のようだ。
「あ、あんまり見ないで……」
「いや、美しいものは余の視界に入れる価値がある。お前はそれに値する女だ。胸を張れ、フレアよ」
余がそう声を掛けた瞬間。
「あ……。えっ!? ん、んんんんっ!!!」
フレアがビクビクッと体を震わせた。
軽く達してしまったようだ。
「ほう? 今のでイったか?」
「ち、違うわ! ただ、ちょっと褒められただけでイッちゃうなんて……」
フレアが顔を真っ赤にする。
そういえば、イリスの魔眼による催眠があったな。
余が名前を呼ぶと、達してしまうという催眠だ。
「フレアよ。何が違うというのだ? 余の一声でフレアが達したのは事実だろう? 美しき令嬢フレアよ……」
「そ、それは……! はぁんっ!! ん、んんっ! あはぁっ!!」
余が意識的に名前を連呼してやると、面白いように彼女が高い声を上げて身をくねらせる。
「ま、待って! これダメ! イ、イクのが止まらない……!」
「遠慮なくイケ。我が妻フレアよ」
「あ、ああああああぁっ!!!」
彼女は盛大に達した。
そのまま腰砕けになって床にへたり込んでしまう。
「はあ……はあ……はあ……」
「おい、大丈夫か?」
余はそう言いながら、フレアの肩を抱く。
そして優しく抱き起こしてやった。
「ふむ……。これは少し刺激が強かったかな」
初めて体験する快感に、フレアの体はついていけなかったようだ。
「すまない。余も配慮が足りていなかったな」
「だ、大丈夫よ……このくらい」
フレアが虚勢を張る。
しかし、顔が蕩けたままでは説得力がない。
「無理をすることはない。しばらく休んでおけ」
余は彼女をキングサイズのベッドに運ぶ。
さて。
次にするのは……。
「待たせたな。シンカよ」
「ふぇっ!? ま、待ってなんかいないよ!」
彼女はそう言うものの、顔は真っ赤だ。
さらに、ズボンの股間部に液体が染み出してきている。
先ほどのフレアの姿を見て興奮したようだ。
「安心しろ。お前のこともちゃんと見ていてやる。まずは服を脱げ」
「あ、あう……。でも、恥ずかしい……。バーンクロスの体を見た後に、僕なんかの体を見たら……」
「余は気にせん。むしろ、お前の体型も余の好みである。自信を持て」
「本当?」
「もちろんだとも。さあ、早く脱ぐのだ」
「う、うん。わかったよ……」
シンカが制服に手をかける。
そして、下着姿になった。
「青、か……」
”流水の勇者”として名を上げたシンカらしい色だ。
かつての勇名に思いを馳せながら、余は彼女の全身を眺める。
「ほう……。相変わらず、透き通るような液体だ」
余は彼女の股間部を凝視する。
”流水の勇者”として高い水魔法適正を持つ彼女から排出される液体は、水魔法の触媒として最適とも言えるほどの潜在力を持っている。
また、その純度の高さは、芸術品としての価値すら感じさせる。
その筋の者に売れば、高値が付くだろう。
が、もちろん、余はそのようなことをするつもりはない。
この聖水は、余のものだ。
誰にも渡さぬ。
「ううっ……。は、恥ずかしい……」
シンカは顔を真っ赤にしながらも、直立の姿勢を崩さない。
だれが主か、理解しているようだな。
「先ほども言ったが、恥ずかしがる必要などないぞ。これほど見事な体は、この世にそうそうあるまい。自信を持て、シンカよ」
余はそう声を掛けた。
その瞬間。
「はあんっ! え? あ、ああああっ!」
突然、シンカがビクンと体を震わせた。
どうやらイってしまったようだ。
「それほど余の言葉が嬉しかったか?」
「な、なんで? うそっ!?」
シンカが戸惑っている。
実際にはイリスの魔眼の効力なのだろうが、彼女にその記憶は残っていないだろうからな。
なかなか面白い趣向である。
「シンカよ。何が嘘なのだ? 余の言葉でシンカがそれほど喜んでくれて、嬉しい限りだ。なあ? ”流水の勇者”シンカよ……」
「こ、こんなのおかしいっ! んんっ!? な、なんで!? あっ、んんっ! んあぁっ!!」
なおも襲い来る絶頂に、彼女は戸惑いの声を上げる。
余が名前を呼ぶ度に、絶頂が訪れるのだ。
腰をくねくねと動かしている様子は、淫靡と言うほかなかった。
「我慢するな。自らを解放せよ。我が妻シンカよ」
「んっ! んん! んああぁーっ!!」
彼女は盛大に達した。
そのままへたり込んでしまう。
はあ……はあ……と、荒い息を繰り返す。
「すまぬな。お前が可愛くて、ついやり過ぎてしまったようだ」
「うん……。ディノス君はいじわるだよ……」
「許してくれ。愛しい人よ」
「いいけど……ちょっと待って……」
余が近寄ると、シンカが両手を広げてきた。
抱っこして欲しいということだろうか。
「わかった。ほれ、来い」
余が抱き上げると、ぎゅっとしがみ付いてくる。
そのまま頬ずりをしてきた。
「よしよし。よく頑張ったな」
「もっと褒めてくれても、良いんだよ……?」
「もちろんいくらでも褒めてやるとも。ベッドの上でな」
シンカは可愛い。
思わず抱きしめたくなってしまうほどに。
普段のボーイッシュな態度とのギャップが印象的だ。
余はそのまま、彼女をキングサイズのベッドに運ぶ。
先着のフレアとともに、2人並んだことになる。
これで準備は完了した。
……いや、もう1人がまだだったな。
最後の仕上げを行うことにしよう。
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