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758
#バイオハザード
#衝撃のラスト
山根利広
300
しらなみ
60
最終章・エピローグ「英雄」
破壊神シヴァとの戦いは終わった。
世界は救われた。
現世。
地獄。
天界。
三つの世界は、再び平和を取り戻す。
その功績はすぐに全世界へ広まった。
「破壊神を倒した。」
「世界を救った英雄。」
その名は――
古流斬。
だが、本人は普段と何も変わらなかった。
「疲れた……。」
「しばらく休みたい。」
その一言に周囲は苦笑する。
防衛軍本部では隊員たちが話していた。
「やっぱり化け物だな……。」
「人間が破壊神を倒すなんて。」
ケイトは静かに笑う。
「でも。」
「無茶だけはしないでほしい。」
「古流斬は強い。」
「だからこそ、自分を大事にしてほしい。」
ラントも腕を組む。
「あいつらしいけどな。」
「相変わらず命懸けだ。」
一方、地獄。
閻魔は大きく笑っていた。
「世界が救われた!」
「今日は宴じゃ!」
鬼たちも歓声を上げる。
傲慢は少し離れた場所で腕を組み、静かに呟く。
「……見事だった。」
「次は負けん。」
その視線の先には、家へ帰る古流斬の姿があった。
そして家では――。
扉が開く。
「ただいま。」
はるかは古流斬を見るなり駆け寄り、抱きついた。
「……よかった。」
「本当に。」
「死なないでよかった。」
古流斬は少し照れながら頭を撫でる。
「心配かけたな。」
「もう帰ってきた。」
はるかは涙を浮かべながら微笑んだ。
「うん。」
「それだけで十分。」
その隣でユーマは目を輝かせていた。
「父さん!」
「やっぱり強いな!」
古流斬は笑う。
「まだまだだ。」
ユーマは拳を握り締める。
「でも。」
「いつか父さんを超える!」
古流斬は少し驚いた後、優しく笑った。
「そうか。」
「その日を楽しみにしてる。」
夕日が家を照らす。
世界を救った英雄は。
王にも。
神にもならなかった。
ただ、大切な家族のもとへ帰る一人の人間だった。
それが――
古流斬という英雄だった。
コメント
1件
**読了したわ!** 第206話、最終章エピローグってことで、破壊神戦の余韻がじんわり沁みた。あれだけの戦いを経て「ただいま」って家に帰る古流斬が、すごく人間らしくて好きだわ。王にも神にもならず、大切な家族のもとへ戻るって決着が、この作品らしい温かさだった。ユーマが「父さんを超える」って言ったシーン、胸熱すぎて泣いた。最終回、お疲れさまでした🔥