テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ふあたべ
589
#監禁パロ
雪だるまひとひと💙
1,245
ご本人様には関係ありません。
❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎
「いった…」
朝、僕は体の痛みで目が覚めた。
周りには倒れるようにして寝ている人達が。
そうか、地べたで寝てたから痛いのか。
「ん、今何時だろ…」
「4時半。」
「うわぁっ!!!」
「うるさっ、」
「もう、急に話しかけないでよ!」
「ん、なんやぁ、らうぅ、」
「あ、康二くんおはよ。」
「ん、2人ともはやいなぁ、」
「僕は目が覚めちゃっただけだけど、しょっぴーは?なんか着替えてるけど、」
「ん、あー、日の出見に行こうと…」
日の出って、朝日だよね…?
「え、朝日見れるの?」
「いや、見れるだろ。」
「いや、日の出は見たことないなぁ、俺らの国は壁があって、その上に出るまで太陽見えんから。」
「あーね。…なら、見に行く?」
「ええの?」
「いや、行きたくねぇなら別に…」
「行く。絶対行く。」
「なら靴はけ。早くしねぇと間に合わねぇぞ。」
「履いた。」
「ちょ、はやない?」
「よし、行くぞ。」
「ちょ、早いわ。まってぇやぁ、」
そうして僕たちはしょっぴーについて行った。
❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎
歩いてしばらくした時
「なぁなぁ、まだ着かへんの?」
康二くんが口を開いた。
「文句あんなら着いてくんな」
「ひどいやん!」
そんなことをいいながらしょっぴーは出発してからずっと、僕たちが着いていくのが遅れると待ってくれる。
「ツンデレ……?」
「は?何言ってんの?お前」
「やべ、口に出てた」
「あーもう、間に合わねぇから、走るぞ」
「え、?」
「ちょ、もう行っとるやん!」
❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎
しばらく走った後、しょっぴーが止まった。
「着いた。」
「はぁ、はぁ、2人ともはやすぎやろ……」
「はぁ、」
顔を上げた時、僕は、
僕たちは衝撃を受けた。
「きれい……」
なんだろう、すごく、すごく綺麗。
うちの国から見える、夕日が沈む感じとはまた違う。
言葉では言い表せないほどの、些細な違い。
それでも、こっちの方が綺麗に見えた。
「…綺麗だろ。たまに見たくなんだよ。」
「ほんまに綺麗やな……」
「……太陽は、場所によって影になって、暗くなる。それが今の俺ら。お前らは日向側。だから、俺は影を照らす太陽になりたいなって思う。」
なんか、なんか、
「意味わからんけど、深いなぁ、」
「あ、康二くんに先に言われた!」
「先に言ったもないやろ!まぁ、俺の勝ちやな」
「うわー、なにそれ!ちょっとムカつくんですけど。ていうか、康二くん意味わかってないじゃん」
「な、なら、ラウールは分かっとるんか?どうせ分かっとらんのやろ?」
「お前らうるせぇここで喧嘩すんな。…早く帰るぞ」
「はぁい」
そうして僕らは家へと帰っていった。
コメント
2件
王国側のほうが陰なのいいなぁ… 対比っていうか裏表感じるっていうか!
ふあたべさん、第6話読了です🌷 朝日を見に行くシーン、すごく綺麗で心が洗われました。地べたで寝てたラウールくんと康二くんを、しょっぴーがツンデレしながら連れて行く距離感が絶妙で、読んでいてほっこりします。特に「俺は影を照らす太陽になりたい」という言葉、深いですね。影と日向の対比が、物語のテーマを感じさせます。 ラウールくんの「意味わからんけど深い」という反応も、すごく彼らしくて好きです。これからも応援しています!