{外の世界に飽きた俺と見た事がない君}
青白
僕は外に出たことが無かった
産まれた頃からこの地下室に居る
だけどこんな日光の光しかないところに
青髪の青年が来た
これは外の世界に出た事が無い俺が外の世界を夢見る物語
白「えっと…?」
「空って色が変わるんや…」
「なんでやろ」
キィィィィ
青「うッ”…」
ガタンッ
白「……誰やッ」
青「……?」
白「君は…外の世界から来たん?」
青「おんッ?」
白「色々教えてや…」
「僕の名前は初兎」
「よろしく」
青「あー…俺はまろ…よろしくな」
白「まろちゃんッ!」
青「ふはッw」
「そんなあだ名初めてやッw」
白「初めてッ!?やったー!」
青「んで、」
「お前…外の世界に出た事ないん?」
白「うん…」
「外は危険だからって」
青「俺が外の事教えたる」
白「ほんまッ!?」
青「おんッ!」
白「じゃあなんで空の色は変わるん?」
青「俺達が住んでる地球の周りには」
「太陽と月があるん」
「太陽が上がったら月が下がるから」
「それで色が変わるん」
白「へぇー!難しいね…」
青「大丈夫…いつかは覚えれるけ」
白「ふぅーん?」
そこから1年が経とうとしていた
そこで俺は違和感に気づいた
まろちゃんは手に手枷が着いていて
変な装置もあり
ご飯も無いということだ
青「しょお?」
白「なんでまろちゃんはここに来たん?」
青「それはッ…」
ビリビリッ!
青「いッ”!?」
「ぐッ”…あッ”…」
白「まろちゃんッ!」
青「はひゅッ”…げほッ”…」
「大丈夫やッ…初兎ッ…」
白「なぁッ…1つ提案なんやけど」
「一緒にここから出ん?」
青「ええでッ」
ドンッ!(石にぶつける
ガシャンッ
青「よしッ…行こか」
白「手…」
青「手を握ってって事か」
ヨシヨシ
ギュッ
白「ありがとう…」
青「ちゃんと感謝伝えれるようになったな」
白「んへへッ…」
青「絶対一緒に出ようなッ”約束”やからな」
白「おんッ!」
タッタッタッ
母「どこへ行くの?」
白「お母さんッ?」
青「ッ……」
母「なんで威風が居るの?」
白「威風ッ?」
青「……だったらなんやッ!」
白「お母さんッ…なんでまろちゃんはここに連れてこられたの?」
母「威風はあなたのお父さんを殺した人よ」
白「えッ?」
スッ…(手を離す
青「初兎ッ?」
白「近寄らないでッ!」
バシッ
青「ッ”…」ポロッ
せっかく
仲間に会えたって思ったんに
また…独りなんッ?
またッ独り、ずっと…独りッ
殺すとかやった事ないのにッ
違うって言いたいんにッ
なんでッ口が全く動かんのッ?
青「お…れ……殺ったんッ?」
「お…れ…人殺しッ?」
なんだろう…
あたまがまっしろになる
おれ…ひとごろしだったんだ
ひていしたってしょうはもういっしょにいたくない
青「もうッ…わからへんッ”…」
バタッ
青「たすッ…けてッ……」
ガクッ
白「……」
まさかまろちゃんが殺人犯だったなんて
母「初兎ッ…外の世界に行きましょうかね」
白「やったぁッ!」
パチッ
青「ん…」
寒ッ…
ここッ…どこッ?
外ッ?
雪ッ…降ってんのかな
初兎………遊ぼうやッ
数年後
寒いッ……
首ッ…痛いッ
苦しいッ
ガチャッ、
白「拷問の時間やで」
グイッ
グッグッグググッ
ブランッ
青「んッ”…ぐッ”…」
苦しいッ
怖いッ、
寒い
口枷があるせいで息もしにくい
もうこうなるんなら
死んでまおうかな
死んだらッ…首…絞められないのかな
自由になれるんかな
グググッ
青「……」
パッ
青「はひゅッ”…ん”ふぅッ”…」
もうッ…苦しいッ…
殺してやッ…
(石に口枷をぶつける)
ガシャンッ(割れる
青「俺の事をッ”…殺してくださいッ”……」
白「はッ?」
青「もうッ”…苦しいッ”…」
「助けてやッ…初兎ッ」
白「出来るわけないやろッ”!?」
青「お願いやッ”…ごふッ”…」ビチャビチャッ
ザクッ
青「うッ”あッ”ッ”」
白「お母さんッ?」
「何でッ…刺してッ……」
母「殺してって言ってるからいいじゃない」
スタスタッキィィィバタンッ
青「ちょっとッ”…来てやッ”…」
白「ッ”…」
チュッ…
白「へッ…///?」
青「来世でッ”…ごほッ”ッ”…もしッ”…またッ”…あったらッ”お嫁さんになってもらうからなッ”…」
「まッ”…嘘ッ”…やけどなッ”……wげふッ”…でもッ”…」
「愛してんでッ”ッ”…しょッ”……うッ”…」ニコッポロッ
バタッ
白「まろちゃんッ!」
あぁ…まろちゃんと呼んだのはいつぶりだろうか
【絶対一緒に出ようなッ”約束”やからなッ!】
約束ッ…
なんで忘れてたんやろッ
白「ッ”…」ポロッ
カチャカチャッ
拘束具を外すと跡が残っていた
まろちゃんの大きな手を頭の上に乗せて
撫でているように動かす
【ほんまお前可愛いやつやなッw】
前言われた事を思い出す
白「ッ”…」ポロポロ
「まろちゃんに会いたいッ”…」ポロポロ
こうゆう時はッ…
救急車?を呼ぶんやっけッ…
119ッ
{事件ですかッ?火事ですか?}
白「事故ですッ」
「友人が俺の母親に刺されました」
{すぐ行きます}
ピッ
白「まろちゃんッ”!すぐ来るからなッ”」
「死なないでやッ”!」
彼の顔に俺の涙が落ちる
タッタッタッ、!
救「患者は!」
白「この子ですッ」
救「すぐに搬送します!」
タッタッタッ、!
ピーポーピーポー
白「俺も行かへんとッ…」
タッタッタッ!
医者からはもしもの為1年は入室不可と言われた
そして1年の時が経った
ガラガラガラッ
白「まろちゃんッ!」
青「……」
ベットに横たわっているまろちゃんの顔は
どこか苦しそうで辛くてずっと独り
だけどどこか解放されていた
この顔でわかった
あぁッ…まろちゃんってッずっと独りやったんやなッ
そんなこといったらまろちゃんはッ
【そんな訳ないやろー?まだ気にせんでええよ】
って言って大きくて暖かい手で撫でてくれるんだ
だけどッ俺は今何よりもッ
まろちゃんにもう1回会って謝りたいッ
またッ優しくて切ない君の声が聞きたいッ…
白「まろちゃんッ……」
「目ッ覚ましてやッ……」
青「……」ピクッ
白「えッ…?」
パチッ
ギシッ(起きる
青「あ……れッ…ここはッ…?」
白「まろちゃんッ”、!」
ギュッ
青「おわッ…」
白「まろちゃッ”…良かったッ”…」ポロッ
「生きてたぁッ”!」ポロポロ
青「初兎ッ…」
「……w心配かけてッごめんなッ」ニコッ
白「うぁッ”…ひぐッ”…」ポロポロ
「俺もッ”…ごめんなさいッ”…!!約束守れへんかったッ”…」
青「別にええんやで……w」ヨシヨシッ
まろちゃんの……大きい手ッ…優しくて全てを包んでくれるような暖かい手……
白「まろちゃんッ…!!おかえりッ…!!」ニコッ
青「……!!」ポロッ
「ッ”……」ポロポロ
白「……wおかえりって言った時はッなんやっけw?」ポロポロ
青「ッ”……ただいまッ”…!!」ニコッポロポロ
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
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コメント
1件
( ¯꒳¯̥̥ )︎ 自担が傷ついてるのってなんでこんなに尊いのだろうか…… 青白でまじで幸せになってもろて。ごめんけど殺人未遂お母様は今後一切この2人に近づけないように地下室に閉じ込めよう。そうしよう!