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⚠︎︎ 注意 ⚠︎︎
・shpzm です 。地雷 の 方は 🔙
・一部 mbzm を 示唆する 内容が あります 。
( ↪︎ 未遂 ですので 行為中の 描写 は ありません 。ですが 、そのような 行為 を 匂わせる 言動が ございます 。 )
・Dom/Sub ユニバース を よく知らない 方 は 調べて から 見ていただく ことを おすすめ します ( 特に コマンド ) 。
・ご本人 様 には 関係 ありません 。
・コメント は 検索避け お願い 致します 。
・今回 R ナシ ( キスシーンアリ ) です 。
今回は 前編を 見てからじゃないと ストーリー は 分かりません 。
Rシーン のみで いい という 方 は 後編へ 。
全部 大丈夫 だ という 方 のみ お進み 下さい 。
わんく
「俺もDomに生まれたかったなぁ…」
ぽつり、と後ろの先輩が零した独り言について、俺は少しの間思考する。
この世には、男女とは異なるもうひとつの性が存在する。
だが、全ての人がその性であるDom及びSubに当てはまる訳ではない。
後ろの先輩…ゾムは、運が悪くSubに生まれてきて、俺はDomに生まれたというだけである。
まぁ、Subだから劣るとかではないが。
実際、ゾムはwrwr軍でトップレベルの実力を持っているのだし。
ただ世間的に、SubはDomに守られるべき存在だと浸透しているため、それが気に入らないのだろう。
「別に、Subでもいいじゃないっすか。」
「それはショッピくんがDomやから言えるんやって!」
「まぁ、実際そうっすけど。」
「ありえへんと思うけど、もしかしたら知らんDomに命令されるかもしれへんねんぞ!?そんなん絶対無理。」
ゾムは自身の肩を抱え、大袈裟に身震いする。
確かに、ゾムが言うことも一理あるが。
「そんなんないでしょ。そもそもDomとSunには信頼関係が必要ですし。」
「まぁそやけどさぁ…!」
とりあえず、ゾムがSubであることに不満を抱いているのはわかった。
「はよ帰りましょ。もしかしたらゾムさんの被害妄想、リアルで起きるかも?」
「ちょ怖いこと言うなや。」
そもそも、今は他国の偵察中なのだ。
早く宿泊先の宿に向かわなければ、襲撃される可能性だってある。
「あ、」
「どうしました?」
「帰る前にやりたいことあったんやった…」
「…明日じゃダメなんですか?」
「いや、今日じゃないとあかんねん!」
「…はぁ。じゃあさっさと済ませましょ。」
「い、いやいやええよ!俺一人で行ってくるし!」
「いやでも襲われたら危ないし」
「じゃ、じゃあ行ってくるわ!先帰っといて!!」
ゾムは、焦りを誤魔化すように早口でそう言って、瞬く間に消えてしまった。
…この国に恋人でもいるのか?
言ってくれたらほとんどの捜査を済ませるのに。
「はぁ…ショッピくん怒ってもーたかな…」
いや、あの後輩なら適当な解釈をして知らぬふりをしてくれるだろう。
「にしても、あのリアクションやと気づいてないみたいやな。」
そう、今日はショッピの誕生日なのだ。
彼は誕生日をどうでもいい日だと捉えている。
誕生日が発覚したのも、幹部になってから2年経った頃だったし。
それからは周りのヤツの空気感で本人も自覚していたようだが、今日は俺だけだったのに加え、任務中なので忘れているようだ。
「ショッピくんが寝てまう前に済ませて帰らな…」
察しの良い奴なら気づいているだろう、俺が今向かっているのは、ケーキ屋だ。
この国に、” 信じられないほどおいしいケーキ屋がある “という噂を聞きつけ、買いに行こうと思ったのだが…
着いた時にはほとんど売り切れてしまっていた。
「うーん…」
そういえば、ショッピがなんのケーキを好むのか知らない。
いつもグルッペンイチオシの店でケーキを購入するため、あまりこだわりは無さそうに伺える。
それに加え、いつもの食事は完全栄養食ばっかりだ。
せっかくならショッピ好みのケーキを渡したかったが…仕方ない。
俺はさんざん悩んだ挙句、結局店員の人にオススメされたケーキを購入し、帰路に着いた。
「やばいもう時間ないやん…!」
只今の時刻、22:21。
いつものショッピなら、風呂にも入り終わり寝ようとしている時間だろう。
どうにかして22:30までには帰りたいが。
「…あ、ここ近道ちゃうん?」
少し薄暗いが、襲撃されても返り討ちにできる自信はある。
「てかそんなこと言ってる場合ちゃうねん!」
はよ帰らな!
幸い、人の気配はない。
はず、だったのに。
「” kneel “」
多分、浮かれてただけ。
俺の体の主導権は、赤の他人が握ることになった。
…あーあ、ショッピくん。
まさか、ほんまに現実で起こるなんて。
俺も実際、思ってなかったわw
…遅い。
さすがに遅すぎやしないか。
何回連絡しても、電波が悪いのか返信はないし。
このままだと俺の安眠ライフが崩れてしまう。
俺は耳元のインカムを起動する。
《 あ゛ー、もしもし? 》
《 あれ、しょぴ?どしたん? 》
ピッという起動音の後、鬱のやる気のない声が聞こえる。
《 あの、大先生。ゾムさんの居場所分かります? 》
《 え、一緒ちゃうん? 》
《 いや、なんか用事があったとかで先に宿帰ってきたんですけど。あれからだいぶ経ったのに連絡がつかなくて… 》
《 …ちょお待ってな、しょっぴ。 》
少しの沈黙が流れる。
マイクの向こうからはカタカタとキーボードの音が鳴り響いている。
《 …まずいことなったわ、しょっぴ。 》
《 え?まさか路地裏で恋人と盛っちゃってるとか?ww 》
《 いや……襲われてる。 》
《 …は?いやでもゾムさんに限って 》
そこまで言って、気づく。
《 Sub… 》
《 ご名答。残念なことに、いくら信頼関係が大事やと言っても、無理やりできるっちゃできてまうからな。 》
《 …どこですか、そこ。 》
ベッドから体を起こし、ナイフと銃を手に持つ。
あぁ、なんでこういうことに限って、本当に起きてしまうんだろうか。
「はッ、こいつ女みてぇな顔してんじゃねぇか。」
「一発ヤッちまおうぜww」
体が動かない。
物理的に。
「そんな反抗的な目すんなよ〜、余計にそそるだろ?w」
「DomはDomらしくヨガってりゃいいんだよ!」
目の前の男2人が、ベルトを外すのを、見ていることしか出来ない。
動けなくなって20分程度だろうか。
眠らされ、気がついた時には知らない倉庫へと連れ込まれていた。
ショッピは…もう寝てもーたやろな。
男達が目の前にやってきて、俺のフードをおろし、命令を出そうと口を開く。
…瞬間だった。
「何してんすか。」
「は、」
なんで、ショッピが、
「おいおいなんだー?w王子様のお迎えかよww」
「ケッ、さっさと殺っちまおーぜ。俺もう我慢できねぇわww」
そいつのナイフがショッピに向かって飛んでいく。
「あぶなッ」
ショッピはひらり、と攻撃を避け、お返しだとでも言うように手に持ったナイフを投げた。
ナイフは綺麗な弧を描き、そのままそいつの額にぶっ刺さった。
ショッピはいつものポーカーフェイスのまま、もう一人の男と向かい合った。
「あなた達のやろうとしていることは犯罪ですが、自覚はありますか?」
「因みに、自首した方が罪が軽くなりますよ。」
倉庫に、冷たいナイフのような声が反響する。
「お、お前だって人殺してるだろ!!この人殺し!!!」
「俺が行ったのは正当防衛にすぎません。」
「あと、俺は軍人なんで。上司から味方を傷つけるやつは殺せと命令を下されています。」
「う、うるせぇ!!別にいーだろうが!!!」
「良くないんですよ。…まだ、他の幹部とかだったら良かったんですけど。」
…は?
「…ハッ、まさか、こいつだったからキレてるとか?www」
「そうっすけど。」
……今、なんて?
「…は、笑わせる。それなら俺たちを殺してから連れてけよ!正義のヒーローさんよぉ!」
「…はぁ。」
ショッピはため息をつくなり、いとも容易く男の首を切った。
そして、男が息絶えたのを確認した後、俺の方を見た。
「大丈夫っすか。」
「…ごめん、ショッピくん。」
「あの、何してたんすか。」
「そ、れは…」
ショッピを喜ばせるためにケーキを買ったのに、襲われて迷惑を掛けた。
もし、本当のことを言ってしまったとして。
ショッピに、いい迷惑だと呆れられたら?
それなら買ってくれなくてよかったと、自分の誕生日を蔑ろにしたら?
俺のせいで、もっと誕生日が台無しになったら?
「なんで、黙るんすか。」
怖くて、口を開けない。
大切な後輩に嫌われたら、俺は…
「…まさか、こいつらと遊ぶために?」
「ちがッ」
「じゃあなんで、教えてくれないんですか。」
ショッピの瞳が、俺を射抜く。
「ッ…それは、」
「…もう、いいです。」
「え、」
嫌われたかと思い、顔をあげる。
目が、あった。
なんだか怖くて、思わず顔を逸らす。
「” look “」
顔は強制的に、ショッピの方へ向いた。
「ショッピく、なんで、」
「教えてくれないあなたが悪いんですよ。」
突然、ショッピの顔が近づいてくる。
そしてそのまま、俺の唇とショッピの唇が重なった。
もう動けるはずなのに、身体が動かない。
何回か、ただ触れるだけのキスをする。
ショッピの考えてることかわからなくて、頭がくらくらする。
俺の視界は変わらずショッピのことを捕らえて、離さない。
突然、ショッピの瞼があがる。
整った顔立ち、サラサラの髪の毛、気だるげに開かれたアメジストの瞳。
いつも見ているはずのそれが、なぜかとてもカッコよく見えて、思わず顔が赤くなる。
俺は思わず、手で顔を隠す。
もちろん、目のところは避けて。
「ゾムさん、顔、みせてください。」
「…” Present “」
「っ…」
俺の意志とは反対に、手の力が抜けて、俺の顔を覆い隠すものがなくなった。
「ゾムさん。」
ショッピは、俺の名前を愛おしそうに口にする。
「” Kiss “」
「ぇ、」
俺の身体は勝手にショッピへ近づきキスをした。
ショッピは俺の頭をつかみ、舌を入れてくる。
「はッ、ふ、ぅっ…んぁ、っぁ、」
身体が勝手に一生懸命応えようと舌を動かす。
ショッピはそんな俺の姿を見て面白がるように、歯列を一つ一つ舌でなぞっていく。
その度に身体がゾクゾクして気持ち悪い。
「しょっ、…ぴ、んぅッ…も、くるし、♡」
必死に訴えると、ようやくショッピの顔が離れた。
はー、はー、と肩で息をする。
さっきから、身体が熱い。
「…ゾムさん?顔色、悪いですよ?」
ショッピはさっきの様子とうって変わって、心配そうに俺を見つめる。
綺麗で細いショッピの手が俺の額に触れる。
「んぅ゛ッ、♡」
変な声が飛び出して、自分でも驚く。
「…もしかして、さっきの連中になんか飲まされたりしました?」
「…ぁ、なんっか、こまんどを、いわれっ、るま、えにのん、だ、かも、」
舌が回らなくて上手く話せない。
「…それ、媚薬じゃないですか?」
そう、なのかもしれない。
「そ、ぅかもっ、」
自覚すると、更に辛くなる。
「ゾムさん、つらく、ないですか?」
「…だ、いじょぶ、ッ、ん、ふぅっ♡」
「助けてあげられますよ、俺なら。」
もう、上手く頭が回らない。
だから、俺は悪くない。
そう、悪くないのだ。
「やっぱッ、しょっぴ、たすけて、っ♡」
「…喜んで♡」
前編 終わり 。
次回 R 入ります 。