テラーノベル
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💙side
朝起きたら体が重かった。
嫌な予感がしてリビングにある体温計を測った。
💙「ッチ。37℃かよ…」
体温計に表示された数字は37℃,若干熱がある。
とりあえずスケジュールを確認した。
今日は生放送の音楽番組がある。その前はレコーディングや雑誌の撮影などがある。
💙「こんなん休めねえじゃん…」
最近は新曲を発表したからテレビ出演が多くなる。
こう言う職業をしてると体調を崩しやすいのはわかってる。だからこそ体調管理はしっかりしていた方だ。でも風邪をひいてしまったのは仕方ない。無理をしてでも行くしかない。今日が終われば二日間の休みがある。重い体を動かし準備をすることにした。
とりあえずゼリーと風邪を一時的に和らげる薬を飲んで,何か会った時のための風邪薬を持って外に出た。
楽屋についたので扉を開けたら俺以外全員来ていた
🩷「おーい!翔太おせえぞ!」
💜「佐久間も人のこと言えないでしょ。わら」
💚「でも珍しいね,翔太が佐久間より遅いの」
💙「げっ。佐久間より遅いのかよ。」
🩷「いやどー言う意味だよ!w」
🖤「しょっぴーなんかあったんすか?」
💙「いや?普通に寝坊しただけ」
案外簡単に受け答えができた。あんまり風邪は引いていないからかな
❤️「おはよう.翔太」
💙「お,館さんおはよ。」
❤️「…」
💙「どうした?」
珍しく涼太から話しかけたと思ったらじっと見て来た。もしかしてバレる…?
❤️「顔色悪いよ?大丈夫?」
💙「いや!?全く悪くない!」
突然言われたことに驚いてしまった。さすが涼太,俺の些細な変化にちゃんと気づいてる。
いつもなら少しの変化に気づいてくれるのはとっても嬉しいけど,今日は多分いったら「帰りな」って言われるから流石に今回は嘘をつくしかない。
🤍「しょっぴー!こっちでボードゲームしよ!」
🧡「しょっぴー!!ラウール強すぎんねん!助けてや〜!」
💙「俺あんまボードゲーム得意じゃねえぞ?」
ラウールと康二に声をかけられたのでとりあえず涼太の背を向けた。
多分涼太の前だったら嘘をつけない。だから今日はあんまり話さないようにしよう。
マ「では今回のスケジュールを確認しますね」
「「「はーい」」」
今日のスケジュール確認が行われた。でもやばい,視界がクラクラする。薬の効果切れて来たかな。息も荒い。マネージャーの話が入ってこない。どうしよう。これからダンスの確認あるのに。踊れるかな。
マ「はい,ではダンススタジオに行きましょうか」
「「「はい!」」」
やべ,もうミーティング終わっちまった。早く移動しねえと。
ダンススタジオで新曲の確認をした。今回の生放送はフルサイズで放送なのでめっちゃ踊るからもう体力がもたなくなって来た。
💙「はあ…はあ…」
💛「翔太,大丈夫か?」
💙「いける…はあ…はあ…やろ…続き…」
💛「無理すんなよ。」
💙「おう。まかせろ…」
まかせろ。だって,かっこわり。でもまだ30分しかやってないのに休憩するわけにもいかない。自分にムチを打つように立ち上がり練習を進めた。その後練習が終わり軽くレコーディングをして,みんな個々の仕事にいってしまった.俺も雑誌の撮影がレコーディングの後すぐに撮影して終わったので,楽屋には俺しかいない。
💙「ちょっとくらい寝てもいいだろ…」
普段は楽屋では寝ないタイプなのだが風邪もひいてる関係かめっちゃ眠くなってしまう。
とりあえず,ソファーに寝っ転がって寝ることにした。
目を閉じたらすぐに意識が飛んでしまった。
💙「んん…」
あれ?今何時だ?不意にそう思い体を起こした楽屋の時計を見ると時計の針は16時を指していた。
たったの30分しか寝れなかったな…でもまだみんな帰って来てないのか。
💙「そろそろみんな帰って来るかな… 」
そうポロッと独り言のように呟いた。そしたら予想外な声が返って来た。
❤️「もう帰って来てるよ。」
💙「…は!?」
突然の声に驚き声の方向に顔を向けたら,そこには涼太が座ってこちらを見ていた
💙「イッテッ…(ボソ)」
やべ,急に驚いたから頭痛くなって来た。体調はあんまり回復してない,どちらかと言えば悪化した気がする。
❤️「珍しいね,翔太が楽屋で寝るなんて。
💙「いや…まあ…なんつか…き、昨日あんま寝れなくて…」
❤️「ふーん…」
あ,絶対信じてない。やっぱ涼太の前では嘘が下手くそになる癖があるのかもしれない。
💙「と言うかなんで涼太楽屋に…今日撮影って言ってなかった?」
❤️「え?聞いてなかったの?今日の撮影延期になったんだって。」
💙「え?まじ?」
やべ,多分スケジュール確認の時に言ってたな。全然聞いてなかった。
❤️「やっぱ今日翔太おかしいよ。大丈夫?」
💙「大丈夫だって。気にすんな。」
ガチャ
🩷「ふいー!撮影おーわり!」
💜「おーゆり組もう楽屋にいたのか」
逃げる方法を探してたら佐久間と深澤が帰って来た。ちょうどいい。
俺は逃げるように2人に近づいた。
『本番3分前でーす!』
スタジオ裏にいるスタッフさんの声が響いた。
💛「怪我のないように,練習したようにな。」
💛「行くぞ!」
「「「おう!」」」
みんなで円陣を組んだ。俺の隣は目黒と涼太。大丈夫かな。バレてないといいけど。
🖤「ーーーーーー?」
🤍「ーーーーーー!!」
💚「ーーーーww」
よかった。目黒にはバレてないみたいだ。
朝と比べてだるさも増したし,吐き気もちょっとある。今日は気温が暑いのに今はなんだか寒い。自分でも感じるヤバさ。でももう本番1分前。これが終われば休みなんだ。
そう自分に再度ムチを打って体を動かした。
司会「続いてはSnowManの皆さんでーす!」
「「「お願いしまーす!」」」
司会者に名前を呼ばれ会場に上がる。
会場にあるテレビに自分が映りそれを見たら照明が明るいおかげか顔色は普段どうりの色をしていた。
よかった。これでファンから心配の声はないな。
って,一安心してる場合じゃない。もう1分くらいの軽トークが終わってしまった。
もうすぐ新曲披露。よろけないようにしないと。
司会「それでは行きましょう。SnowManで〇〇です。どうぞ!」
司会者の声が響き,新曲が始まった。この曲はSnowManらしいバチバチのダンス曲で,しかもフルサイズ。やばい。視界が時々ぼやける。とりあえず動かないと。
必死に立ち位置や歌詞を間違えないように踊った。
司会「SnowManの皆さんありがとうございましたー!!」
曲発表が終わった。やっと終わった。体調が悪いながらも踊りきった俺を誰か褒めて欲しい。
体調悪い中踊ったからか足に力が入らない。動けないかも…
❤️「翔太,大丈夫?」
俺が動けなくなってたからか,涼太が声をかけて来た。
💙「手だけ…貸して…はあ…はあ…」
これは自力で立てないな.と思ったので涼太の手を借りることになった。
❤️「翔太,手熱くない?」
💙「気のせい…はあ…気にすんな…はあ…」
やべ,バレる,とりあえず早く帰りたいので素早く楽屋に向かった。
🤍「しょっぴー早く着替えなよ〜」
🩷「いやー!疲れたなー!」
💚「明日やっとオフだよ〜…」
もう楽屋に向かっていたメンバーがそんなことを言う。
ぼーっとしながら衣装の上着を脱いでいる時。
💙「ッッッ!!!」
胃の中から嫌なものが湧き上がって来ている気がして,口を手で覆いながら慌てて楽屋を出た。
※長くなりすぎるので続きます!
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