阿部視点
お前ふざけんなよ!!
そんな言葉をかけられたのは1時間前のこと
俺はいつも通り楽屋で一人で勉強をしていた
もちろん楽屋には メンバーもいるわけで、俺と佐久間は無視されている。
イヤフォンをつけてるからメンバーの声は聞こえないからいい…
その時…ガチャ
スタッフ「阿部さんいますかー?」
阿部「あ、はーい」
スタッフ「ちょっと仕事のことでお話があります」
スタッフ「ついてきてください」
阿部「はい」
なぜかスタッフさんに呼ばれた
そのスタッフさんについて行くとついたのは誰もいない部屋
阿部「あの?」
スタッフ「はい?」
阿部「お話ってなんですか?」
そう聞いても答えてくれない…そう思ったら
ボコッ
阿部「え?」
俺は何が起きたのかわからなかった
スタッフ「お前さぁ、少し頭良いからって調子乗ってんじゃねぇよ!!」
阿部「え…?調子になんか」
スタッフ「口答えすんな」
これからお前は俺のストレス発散道具だからな
阿部「俺、なんかあなたにしました?」
スタッフ「存在自体憎いんだよ!!!!!!!」
そう言ってスタッフは去っていった
…スタッフに殴られた所が痛い
けど、心のほうが傷ついてる
なんで俺が。?
とりあえず楽屋に戻らなきゃ
ボロボロの体を頑張って起き上がらせて楽屋に向かった
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ガチャ(楽屋のドア)
阿部「ただいま…」
岩本「お前ふざけんなよ!!」
阿部「え…?」
深澤「え?じゃねえよ」
目黒「よく人いじめて帰ってこれますね」
は?いじめた?俺が?人を?
阿部「何言ってんの?」
渡辺「お前このスタッフいじめただろ」
そう言って指を刺した方を向くと
さっき殴ってきたスタッフがいた
気づかなかった……
阿部「俺いじめてない!!」
スタッフ「嘘つかないで!!いじめたでしょ!!」
スタッフ「証拠もあるから」
そう言ってこっちを睨んできた
俺はもう口答えするのは無理だと思った
宮舘「とりあえずスタッフさんさんの証拠見ようよ」
向井「そうだな」
阿部「…」
佐久間「…」
俺は多少体が震えてたと思う。この状況がよくわからなかったから
ーーーーーーーーーポチ(証拠の音声)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
阿部「俺、あんたのこと気に入らないから、殴らせて」
スタッフ「え、?」
阿部「だから殴らせろって言ってんだよ!!」
ボコ…
スタッフ「いや、やめて!ー」
阿部「あ?口答えすんな」
スタッフ「ッ…」
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どう考えても逆の内容で、まるで俺がいじめてるみたいな音声だった
岩本「ほら、やってるじゃん」
違う!
深澤「お前最低だな」
俺じゃない!
目黒「阿部ちゃんがそんなことするなんて思いませんでしたよ」
俺じゃないよ?
そう言いたいのに、伝えたいのに声が出ない…
佐久間……助けて
佐久間「阿部ちゃん」
佐久間!!
佐久間「もう味方やめるわ」
阿部「……え?」
は?味方やめるって?
佐久間「どう考えてもあれは、あべちゃんの声、信じたくないけどもう味方やめるわ」
佐久間「今までどうしてこんな人信じてたんだろ」
佐久間「あべちゃん、ごめんだけどもう信じることはないから」
阿部「….」
急に佐久間の目つきが変わったと思えば、そんなこといわれて、受け入れられなかった。
ずっと前から味方でいてくれて、いつも何か言われても支えてくれたじゃん、なんで急に?
音声聞いただけで心が変わるなら、最初から味方なんてつけなえればよかったんだな、
後のことなんて予想できなあもんなんだな…ああ、
ドン底に突き落とされた気分だった
もう俺には信用できる人がいないんだな、信用されてないんだな
そう考えたら涙が出てきそうで、咄嗟に楽屋を出た
後のことなんて考える余裕もなくひたすら走った
この時、後のこと考えてる余裕があったらなって、後悔してもしきれないことになるなんて思いもしなかったな…
コメント
8件
スタッフお前のせいで、阿部ちゃんがもっとメンバーに嫌われるじゃん!後、さっくんも、味方じゃなくなったし、お前はどうゆう頭なんだまじでぶっこ〇すよ
めちゃくちゃ続き楽しみです!