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第三十一話:天からの使者と、漆黒の反撃
「天使ルシエル……だと!?」教室の中に静寂が走る。漆黒のゴスロリドレスに身を包んだ銀髪の少女——ルシエルは、氷のように冷たい眼差しで俺を凝視したまま、背中の真っ白な翼を静かに揺らしていた。「タカシ様。サキュバスどもは元来、男の精気を喰らい尽くす悪しき存在。あなた様の持つ『至高の精素』は、彼女たちのような下等な魔族に分け与えるには勿体なさすぎる逸品……。さあ、私と共に天界へいらっしゃい」ルシエルが優雅に手を差し伸べる。その手に宿る聖なる光は、人間である俺が見ても息を呑むほど神々しく、どこか逆らいがたい威圧感を放っていた。だが——バサッ!「ふざけないで!!」俺とルシエルの間に割り込んだのは、白銀美咲だった。10分間試薬の効果でサキュバスの力は消えているはずなのに、彼女は怯むことなく俺を背中に隠し、眼鏡の奥の瞳を強く光らせている。「タカシくんは『物』じゃないわ! 天界の都合で勝手に連れ去るなんて絶対に許さない!」「そうだよ! タカシの精素……ううん、タカシの全部は、私たちが守るんだから!」黒羽朱音も、素の手で小さな拳を握りしめてルシエルの前に立ちはだかる。「……愚かな。魔力も持たぬただの人間へと落ちぶれた元サキュバスが、上級天使の私に刃向かうつもりですか?」ルシエルが呆れたように溜め息をつき、パチンと指を鳴らした。次の瞬間、彼女の背後から眩い聖なる光の陣が展開し、無数の光の剣が俺たちへと照準を合わせる。「排除します。下等な元・魔族ども」光の剣が放たれようとした、その時——。バンッ!!「私の学校で、私の『大切な人』に手を出すなんて……いい度胸じゃない、天使さん?」教室の教壇が、強烈な衝撃波でバキバキと音を立てて砕け散った。白煙の中から歩み出てきたのは、生徒会長——神城レオナだった。魔力も翼も失い「ただの女の子」になったはずの彼女。だが、その背中には……なんと漆黒と純白が入り交じった、異形の新しい翼が、薄っすらと光を纏って生え始めていた。「なっ……魔力を失ったはずのサキュバスが、光と闇の融合魔力を……!? 奇跡とでもいうのですか!?」ルシエルが初めてその冷徹な表情を崩し、驚愕の声を上げる。「奇跡なんかじゃないわ。これは……タカシの『愛』を受け取った、私だけの新しい力よ」レオナは不敵に口元を歪めると、手に持った扇子をルシエルへと突きつけた。「さあ、天界の転校生。サキュバス対天使の、新しいバトルの開幕よ!」全50話の後半戦。愛によって目覚めた新たな力と、天界からの刺客。タカシを巡る学園ラブコメバトルは、人類・魔族・天界を巻き込んだ未曾有の乱戦へと突入していく!
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#嘘
ここと🌹🫶
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#近未来
鳳蓮荘
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コメント
1件
おお、第31話!天使ルシエル登場で一気にスケールが広がったなー。白銀美咲と黒羽朱音が魔力失ってもタカシを守ろうとする姿、めっちゃ熱かった。んで、神城レオナの新たな力覚醒…「愛を受け取った力」ってのが王道だけどグッとくる!サキュバス×天使のバトル、この先どう転ぶか想像つかなくて震えるわ🔥 後半戦突入って感じで続きが気になる!