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灰払ヒョウ…『』

赤村ハヤト…「」


※ハヤト視点です。





…コンコン


「ん、誰だ?」


返事はない…か。


罠でも仕掛けられてたら、、


…、ガチャッ


恐る恐るドアを開けるとそこにいたのは_____






って…?


誰もいない…?


「…!」


ノックをした人物を探そうと右左をキョロキョロしていると、


クシャクシャの青い髪の毛と、大きなヘッドフォンがドアの後ろからのぞいていた。


「…ヒョウ?」


呆れた口調で声をかけるとそいつは、


『げっ、なんでバレたー?』


ひょこっとドアからのぞいた顔は


にたーっとハロウィンのカボチャじみた笑みが広がっていた。


「狼の罠だったらってヒヤヒヤしたぞ、!」


「こういう事はあんまりするなってなんども…!」


危なっかしいなと内心心配しつつ怒っていると


『あーあー。聞こえませーんー。w』


と。ヒョウは楽しそうにヘッドホンで耳を塞いでその場にうずくまった。


…きっとこいつの顔が小さいだけでヘッドホンが大きいわけではないのだろう。


いや、そんな事思ってる場合じゃない。


「お前なぁ…」


『…』


「そんなこ__」


『ハヤトはさ、』


?


『…気になんねーの、?』



スッと立ち上がったヒョウがこっちに近づいてきた。


「な、なにが」


反射的に後退りしていた俺は、右足に何かぶつかった事で


いつのまにか部屋に入ってたことを理解した。


『…』


またヒョウはにたーっと笑って見せた。


、、、けれど。さっきとは違った


長い前髪でほぼ覆われている俺だけに向けられた目には、


何か愛しいものを見るような___


…俺を求めているような目をしていた。


そして、表の目に映る俺もまた、


同じ目をしていた

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