テラーノベル
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いきたい
1番
静かな夜にだけ 本当の僕が出てくる
誰も見ないなら 消えてもいいって思った
枕元のスマホには 誰の名前も光らない
だけど耳の奥にまだ 君の声が残ってた
いきたい どこにもいけない僕が
いきたい ひとりで泣いてる部屋で
いきたい って言葉すら飲み込んで
ただ静かに 世界が終わるのを待ってた
2番
ずっと苦しかった僕に 君だけが光くれた
何も言わずにそばにいて 僕を“僕”に戻してくれた
でもある日突然 時は止まった
道路に流れた赤いモノ クラクションの音
けど僕には 何も聞こえなかった
君がもうここにいないって 誰かが言ったけど
「また明日ね」って笑った顔が まだまぶたに焼きついてる
いきたい 君のいるあの街へ
いきたい もう一度笑える場所へ
いきたい って言えないままで
それでもまだ 少しだけ痛い心が残ってる
ラストサビ
いきたい 逝きたい 生きたい
ぐちゃぐちゃな気持ちが夜に叫んでる
君がいない世界が怖くて
それでも、まだ終われなかった
アウトロ
…ねぇ、君なら
こんな僕を、
笑ってくれるかな。
…いきたい、って
今なら少しだけ 言える気がする
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