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無能 / ut

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無能 / ut

1 - 僕だって有能になりたい

♥

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2023年01月29日

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・ 鬱先生が無能と呼ばれます。


・ 腐ではございません。


_______


ut 視点


 、 、 、


なんや。何が起きとるん。今。


今戦争してて、


監視係、情報係以外の幹部が負傷して、


負けかけそうで、


なんで、なんで僕、こんな時に限って


ミスるん。徹夜ばっかして、いつも

大変なとんちから怒られて。なんでやろ。


なんで、有能になれへんの??


「 っ…だから!!お前…今危なっかしい

 状況なんになんでへらへら笑えるん!! 」


「 ぁっ………ごめ、なさい…    」


ちゃんと謝りも出来ないし、


いつもヘラヘラして気持ち悪い。


怒られてるって自覚あるのに、


どうしても、言葉が出なくて。へらへら

するしか道がない、だから、無能なんだ。


じゃあ、有能になるにはどうしたらいい?


「 …なんや、今更謝ってもあいつらの

 怪我は元に戻りやしな…    」


「 分かっとるよ、僕だって……

 なりたくて無能なったんちゃう、僕だって

有能なりたい、仕事出来るようになりたい…    」


「 …さよか。 」


反応が冷たい、だって今の僕のことを言っても

戦争中だし、まともに聞いてやくれない。


じゃあ……最期に、有能ぶりして

死のうか。


_______


戦後


流石 wrwr国やの、普通に勝ってもうたやん

僕がおらんでも、勝てたやん。


なんで僕入ったんやろな、


もう要らへんやろ。監視やって、

情報やって、ロボロだけで充分やろ。


どんだけ無能やねん。僕。


_______


翌日


なんでやろ。なんか、気分悪いわ、

でも無能やから、有能の奴らとは違って

体調悪くてでも働かなあかん。


「 …っは、きち。 」


指が中々思う通りに動かれへん。

でもちゃんと書類出来たで、


こんこんこん


怖いけど、ちゃんとノックした。


「 入れ、 」


「 とんち、書類できたで。 」


書類を受け取った彼はパラパラと書類を

捲る。


とく とく とく 


とさっきより心音がかなり速くなる。

なんでやろかぁ…怒られるなんて昔から

ずっと慣れてきとったんに。


「 ぁ、とん、ち…    」


いつの間にか僕は倒れとった。

頭がぎんぎんして、なんと言うか。

銃で撃たれたみたいな…………


「 …は?大先生??おい!ちゃんとしろ! 」


これが僕の最期か、怒られて死ぬやなんて

なんてダサい死に方やねん!!。

もっとなぁ、女の子と戯れて死にたかったわ!


……


目が覚めると白い天井。

そして点滴されていた。は?なんで点滴?


「 …ぁ、しんぺ、 」


中々声が出なかった、けど頑張って

名前、呼んだんやで。


「 お…起きたみたいだね。 」


「 …な、んで僕……    」


「 …いいよ、気にしないで、今は寝てて。 」


「 …? 」


すや、と気持ちよく眠る。


また目覚めると窓を見れば夕日だった。


「 あ、れ…    」


先程よりかは喋れる様になった。


「 …とんち?? 」


横を見れば涙を流しながらすや、と眠る

トントンが居た。


僕は優しく頭を撫でた。


「 …ぁ、だい、先生 」


「 ぁれ、起きてもた、起こすつもり

  無かってんけど 」


「 その、ごめんな、大先生が無理してるの、

 わからんくて 」


「 いや…ええんやで??そんな

  気にしてへんし 」


「 そう言いながら気にしとるんやろ!! 」


「 …まぁ、そんなところかな、 」


「 …無理すんなや、心配やろ。

  倒れた時、俺のせいかと思って、

  ほんま泣いてもうたんやからな 」


「 んふ、w察しはつくで、だって

 目の周り赤いしw    」


______



はいどうも主です!!!


皆様からコメント頂きすごく励みになっています!!


ありがとうございます!!!

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