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設定;さっくん🩷忍び
ただただ、さっくんを忍びにしたくて書いたお話です🫣
今回は「うーん🤔…」と悩みながら書いた作品です💦
ぜひ温かい目で読んでいただけたら嬉しいです🙇
一気に3話投稿します!
──────────────
月が高く昇る夜。
城の屋根を、影がひとつ滑る。
足音はない。
瓦の上を走っているはずなのに、
風の音すら乱さない。
警護の兵が巡回する。
「異常なし!」
次の瞬間、その背後を黒い影が通り過ぎる。
誰も気づかない。
壁を伝い、柱を蹴り、天井裏へ。
――速い。
いや、速いというより“消えている”。
目的は、ただ一つ。
だが、
「……そこまでだ」
着地した先に立っていたのは――
岩本照。
その隣には、扇をゆるく持った男。
深澤辰哉。
💛「ここまで来れたのは褒めてやる」
💜「でもさぁ、俺らの城ナメすぎじゃない?」
月明かりが三人を照らす。
忍びは何も言わない。
ただ、ゆっくりと構えた。
次の瞬間ーー
金属音が夜を裂く。
二人の剣は重く鋭い。
だがーー
忍びは跳んだ。
人の高さを軽く超え、梁へ。
💛「……上だ!」
瓦が割れる。
剣が交差する。
深澤が布を狙い、鋭く振る。
忍びの布が裂ける。
ひらりと、夜風に舞う黒布。
そして――
月光に照らされた顔。
白い肌。
整った輪郭。
涼やかな瞳。
💜「うわ……綺麗な顔してやがる」
一瞬の静寂。
🩷「君たちと戦うつもりはない」
くるりと身を翻し、闇へ。
屋根の向こうへ消える。
残ったのは、月と、微かな体温。
💛「……次は逃がさねぇ」
💜「やば、あれは厄介だわ」
ふたりの胸に、妙なざわめきが残る。
敵のはずなのに。
なぜか――目が離せない。
──────────────
夜明け前ーー
城の庭に、静かな風が吹く。
忍びは屋根から降り、影へ溶け込む。
――だが。
「そこまでです」
柔らかい声。
その瞬間、足元の地面が崩れる。
隠されていた落とし穴。
忍びは空中で体勢を変え、壁を蹴る。
だが、
鋭い音───────
縄が放たれ、腕を絡め取る。
闇の中から現れたのは――
阿部亮平。
💚「力ではなく、予測で捕らえる。忍び相手には常套手段です」
その背後。
音もなく立っている影。
目黒蓮。
抜かれた刀は、首筋にぴたりと触れている。
🖤「……動くな」
低い声。
忍びは、抵抗しない。
そのまま縄をかけられ、城内へ。
──────────────
広間ーー
月明かりが障子越しに差し込む。
正座させられた忍び。
阿部が問いかける。
💚「忍びよ、名は?」
🩷「名乗るほどの者ではございません」
よく通る声。
顎に手をかけ、顔を上げさせる。
その瞳は澄んでいる。
阿部の理性が、一瞬だけ揺れる。
💚(……整いすぎている)
目黒は黙ったまま見下ろす。
🖤(こいつ、怖くないのか)
いつ処刑されてもおかしくない。
阿部はしばらく黙り込み――
💚「……処刑はしません」
広間がざわつく。
🖤「……なぜ?」
忍びの目が、わずかに揺れる。
🩷「……」
💚「あなたの目的はなんですか?」
沈黙ーー
目黒は刀を少し下ろす。
🖤「答える気はないようだ……」
🩷「……」
阿部は静かに微笑む。
💚「しばらく、城に置きます」
💚「敵を知るには、距離を詰めるのが一番です」
🩷「……変わった城だ」
小さく、そう呟いた。
その声が、なぜか胸に残る。
――捕らえたはずなのに。
心が、揺らいでいるのは誰だ。
──────────────
城の一室。
柱に縄で縛られた忍び。
見張りは――
渡辺翔太
宮舘涼太
静かな空気。
💙「……お前さ、逃げねぇの?」
忍びは目を閉じたまま、じっとしている。
💙「……?」
ふと視線を落とす。
縄の結び目が、緩んでいる気がする。
💙「……は???」
少し目を離し、再び目を向けると。
いつの間にか、忍びは柱の“反対側”にいる。
♥️「……今、動きましたか?」
🩷「動いておりません」
涼しい顔。
💙「いや動いてたろ!?!?」
♥️「ふふ……面白い方ですね」
宮舘がくすりと笑う。
その笑顔に、忍びの視線が一瞬だけ止まる。
──────────────
渡辺は問いかける。
💙「お前は何しにここに来た?」
♥️「そろそろ本当の事を話してくれませんか?」
忍びが静かに言う。
🩷「……この城を守りに参りました」
💙「は?」
空気が変わる。
🩷 「近いうちに、この城は戦になります」
🩷「隣国が、この城を狙っています」
🩷「この城を落とせば、この一帯を制することができるからです」
♥️「……それで、あなた一人が背負ったのですね」
🩷「忍びは、影です。名も残らぬ存在」
💙「ふざけんな」
思わず声が荒くなる。
💙「守るために来たやつが、なんで悪者みてぇに縛られてんだよ」
♥️「そうなると…」
♥️「我々もあなたを守らなければいけませんね…」
渡辺はそっと忍びを見つめる。
💙「なんでそこまでして守る?」
🩷「……」
🩷「幼い頃、この城で命を救われました」
🩷「恩を返しに来ただけです」
💙「……」
💙「…ったく不器用なやり方だな」
💙「いつ殺されてもおかしくなかったんだぞ」
💙「もっと方法あっただろ」
♥️「この城に、影は必要です」
宮舘は静かに告げる。
♥️「あなたが望むなら……居場所になりますよ」
その瞬間、
忍びの心が、確かに揺らいだ。
🩷「……変わったお方だ」
💙「あんたには言われたくないな」
そして、
縛られていたはずの忍びが、静かに立ち上がる。
縄はすでに床に落ちている。
💙「こいつ、……いつの間に」
♥️「…ふふ」
一瞬、空気が和らいだ。
だがその裏で――
忍びは初めて迷う。
この感情は何なのか。
縛られているのは、身体か。
それとも――心か。
つづく。
コメント
8件
え?毎回思っておりましたが天才ですか…?とても好きです…🩷
((^ω^三^ω^))ウワァァアアアア 好きです結婚しましょう (断ってください)
**第1話、読んだわ!** さっくんの忍び、めっちゃかっこいい…!月夜の潜入シーンから一気に引き込まれた。敵陣に単身乗り込んで、結果的に「守るために来た」ってオチも好き。渡辺と宮舘との掛け合いも良かったし、「縛られているのは心か」ってラスト、続きが気になりすぎる🔥 悩みながら書いたって言うけど、ちゃんと世界観できてると思う!
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