コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日は13日の金曜日ということでそういう小説です。
32人鬼さんはもう🐒さん以外の選択肢はありませんね()
捏造120%
なんでも許せる方のみ
今日は13日の金曜日。そう、この街ではこの日に〇人鬼が歩き回る。そしてそいつから〇されないようにしなくてはならない。
そして、この〇人鬼は僕の兄だ。
〇人鬼は敵味方の区別がつかず、無差別に〇してくる。もちろん肉親であっても。これが終わると本人はそのことを忘れる。だから裁くに裁けない。
街の鐘が鳴った。
21時。ここから日付が変わるまで僕たちは死なないように隠れなければならない。
とりあえず兄の友達ふたりと合流することになっているので隠れつつ行くことに。
「……」
少しでも音を鳴らせば気づいて追いかけ〇しにくる。
バキッ
「ぁ…」
「……そこに…だれかいるんですかぁ?」
聞き慣れた間延びした声が聞こえてきた。
「っ……」
息をころし、去るまで待つ。案外諦めは早く直ぐにそこから去っていった。
「…気のせいだったかぁ…」
「…(急いで合流しよう…)」
去ったのを確認し、反対方向へと走った。
「あ、きたきた!」
「えびすくーんこっち!」
「あ、はいっ…」
「はぁ…はぁ…っ…」
「随分疲れてるね、どうしたの?」
「と、途中兄貴に…」
「あぁ…なるほど…」
「おつかれさま」
そう言ってぺんとさんが僕にちょっとしたお菓子をくれた。甘い物。兄ちゃんと食べたいな。
「ありがとうございます」
「ん、いいよいいよ。…さて、どうしよっか」
「どうしようねぇ…」
「どうしましょう…」
「……」
僕たちは話に夢中で気づけなかった。後ろに〇人鬼がいたことに。
「…!!いぬたぬきさん!」
「……えっ」
「…、……」
だけど〇人鬼…兄貴はいぬたぬきさんを攻撃せずその場を去った。どういうこと?
「…ど、どういうことだ…?」
「なんで今…たぬきを攻撃しなかったんだ…?」
「…兄貴の…意思が、抗ってる…?」
「そういうこと…?」
「隠れながら追ってみる?」
「り、リスキーじゃない?」
「やるだけの価値はあるかなって…。」
「やってみましょ」
ということで追いかけることに。
ただ追いかけるという程のことをしなくても木のそばで座り込んでいた。
「…、…–…」
何かを呟いていたけどそれは分からなかった。ただなにかに怯えているように見えた。いてもたってもいられず僕は兄貴に近づいた。
「ちょ、えびすくん…っ」
「…どうして泣いてるの」
「…、…?…なんで俺に話しかけてる?俺は…ひとを、ころして…」
「…君“は”してないよ」
「…?」
「……じゃ、また」
言いたいことだけを言って僕は2人を連れて去った。
その後、日付が変わると何事も無かったかのように日常に戻った。