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kn.side
最近の俺は俺じゃない。そう気付いたのは、小さなストレスの積み重ねからだった。
学校では学級委員に推薦されて、担任でさえ俺に任せる始末。家に帰れば課題が待ってるし、親が帰ってきたらそっちを手伝わないと機嫌が悪くなる。
人の顔色ばかり見ていた俺は、それを全部受け入れて毎日を過ごしてきた、けれど。それがストレスになって蓄積していたのだ
……まぁ、発散できる方法も無くはないけど。俺は親が寝静まるのを待った。それから
kn「ッ……ふ、んぁ…、あ…..!」
1人でシていた。快楽に溺れている間は何も考えずに済んだから。しばらくすると波がやってきて、そのまま全部をはきだした。
あとは処理して寝て次の日の繰り返し。効率の悪さは感じていたけど、誰かにバレるくらいならこれでもいいと思っていた。
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翌日の放課後、俺は担任から仕事を回された。内容は校舎内の教室がそれぞれ閉まっているかの確認。
こんなの度が過ぎているとも思うけど、やっぱり断ることの出来ない自分にストレスを感じながらその仕事を請け負った。
1階の左教室から順に確認していく。それから職員室を通過して3階の右教室まで確認し、最後に屋上。
放課後だからか、外では部活の声が聞こえるのに校舎内からはまるで声がしない。職員室前を通った時に小さな声が聞こえたくらいだった。
そこでふと悪い考えが頭をよぎった。
kn(屋上まで人に会わなかったら、そこでシてもいいんじゃないか…?)
いやいやと首を振るが1度浮かんだ考えは中々消えてはくれない。それどころか身体の芯に当たる部分が疼いているのさえ感じる。
kn「………….居なかったら、ね」
自分に言い聞かせて仕事を再開した。
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屋上に辿り着いた俺は、扉を開けて外に出る。それから周りを見回して壁を背にしゃがみ込む。背徳感と興奮を同時に感じながらソレに手をかけた。
rd「なーにしてんの」
突然掛けられた言葉に思わず肩がはねた。それから一連の流れを見られてたのではと心臓が速まる。
返す言葉が見つからず黙っていると、声を掛けた相手は俺の正面に座り込む。それから俺のソレに手を当てて、再び声を掛ける。
rd「ねぇ、聞いてる?何しようとしてたの」
最悪だ。…何年生かも分からない人に、完全に見られてしまった。
俺は焦りから思考が鈍ったのか、1人くらいならバレてもいいんじゃないかと考える。それから我に返ったようにダメだろと心の中で舌打ちをする。けれど、それを見透かしたかのようにその人は言った
rd「1人でシようとしてたでしょ」
それから考えても見なかった言葉が聞こえた。
rd「それ、俺が手伝ってあげるよ」
正直に言うと期待した自分がいた。そもそも俺はこの人を知らないし相手も俺の事を知らないのだ。知らないのに、身体の関係を持とうとしている
そんなの、俺にとっては好都合でしかない
こんな考えに辿り着くような性格になったのはいつ頃からだろう…..。考えてもキリがないのは分かっている事だけど。
俺はその人に向かって言った。きっとその時の顔は期待に満ちた表情だっただろう。
kn「いっぱいぐちゃぐちゃにして下さい、♡」
rdknのつもりだけどrdさんの解像度低すぎて泣いた😭