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めんだこ
103
#能力
めんだこ
802
ゑぬ。
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コメント
1件
あー、今回めっちゃ重かった……。まず空き地の描写から一気にシリアスに引き込まれたわ。首が落ちてるってビジュアルが強烈すぎるし、それがエルフでしかもエブリンの父親が関わってるって展開、え、マジかってなった。 「見た目はオトナ、中身はコドモ」ってアイリーンの叫び、刺さったな。偏見で人を♡♡♡うとする大人に対しての怒りがひしひし伝わってきた。でも父親の「娘の臓器を全部取られた」って悲痛な叫びも理解できるから、単純に善悪で切れない複雑さがいい。聖霊様が戻ってきたのも気になるし、次回どうなるんだろ……🔥
作者から
すみません、3話のアイリーンが気絶するシーンは既に入国した後でアイリーンは街中で気絶してます、文章を書き忘れてました🙇後シンプル暴力シーン、差別、などがあります
子供相手に堂々とあんな事言ったが……何も分からん
『魔力反応が無いんだよな』
全員が魔力を持っている訳ではない、たが全員が全く同じ魔力を持っていない、魔力の性質は環境、母体、魔力が作られる時の結合時の強さによって変化する、だからこそ全く同じ魔力を持っている人がもう1人居る、なんてことは理論上あり得るが無いような物だ
性質が違えば魔力同士が敵と判断し拒絶反応を表す(体内で激しく動くなど)
だからこそ「あっ、人(あるいは魔物)いるな」と分かるのだ
『呪いとか、他所の奴が相手に呪いや魔術を掛けるとその攻撃自体の特性、そして魔力反応が加わる……しかも自分の体の中で魔力同士が暴れ回ると普通死ぬよなぁ……』
魔力を作り溜める臓器、魔力を排出し利用する脈……
『……ゔーん、分からん』
母上なら知っていそうだがあの人何年も前に死んでしまったからな
『とりあえず……観察してみるか』
早朝の5時、天井の木を片手で観察しながら掴み気配を消す
『……………………』
とりあえずエブリンパパの後にエブリンママが部屋に入って来て雰囲気的にナニかしようとしてるしさっさと退散した
「それでどうだったの!」
元気良く聞いて来るその姿はついつい向かいの家族が迎え入れていた狼に似ている
『(今は何も)分からん』
だから少々心苦しかったが嘘を付いて良い事なんて無い
「……」
シュン、と明らかにテンションが下がっているエブリン
『あ、でももしかしたら弟か妹が出来るかもな』
「そーなの!?」
『エブリンママ達には内緒だぞ』
多分アレだ、あの夫婦若いし多分早めに出来るだろうな
「はぁい!」
『……ハッ』
しばらく微笑ましい気持ちで見てしまった、駄目だ,絆されてる……少し距離を取るか?
『私は外出してくる』
鞄の中に入れている短剣と後は身分証代わりとやら
てか居候させてもらっている身、何か恩返しをしなければ
「……」
もじもじと何かを言いたそうにエブリンがこちらを見ている
『……どうした?』
「!……ううん、何でもない」
『そうか』
何だかその表情は妙に脳裏に焼きついた
街中、あの時は音がうるさ過ぎて……いや、音くらいで普通は気絶なんかしないよな?
『やっぱり魔力不足か?』
正直この街は魔力濃度が薄過ぎて溜め込んでいる魔力が減る一方だ
ピン、と自身の魔力が一定方向に流れ始める
『……警戒?』
何かあるかもしれない、そう思い魔力が示す方向に歩こうとする、だが本能的に一瞬、躊躇ってしまう
『今は殆ど失うものが無いんだから』
……私は強い、私は強い
そう自己暗示を掛け足早に向かう
『うわクッサ』
雑草は生えっぱなしで手入れがされていない
しかも一部悪臭を放っている生ゴミが捨てられている
何だろ、言葉で言い表すのが難しいな、甘い?スッパイ?……うーん……
『ん……?何だこれ』
地面に苔のような赤い何かが生えている
薬草か?
軽く嗅いでみる、うん間違いない、臭いの原因はこれだ
『魔力自体は多いな……魔素か?(基本的に生物が死んだらその生物の魔力も死ぬが特定の環境下で魔力が死なずに魔力が空気中を漂う事を魔素と言う)』
弱い魔力を持つ人間が魔素を吸えば魔素が内部を破壊してその人間はおかしな行動を続けるが基本的に水を飲めば……
『いやそもそもココってそんなに魔素が出来るか?』
どう見ても普通の空き地にしか見えん
『……とりあえず多少の収穫はあったとしよう』
ガサッ
茂みが揺れる音
素早く短剣を取り出し警戒体制に入る
『何者……て……は?』
ソレを見た瞬間、どうしようもない吐き気が込み上げて来る
『……死体?』
首が、落ちている、腐敗が進んで、重さに耐えきれなくなって……頭が……
口元を手で押さえながら近くで見てみる
腐敗がかなり進んでる、人間にしては耳が…180度……エルフか?……まずい、腐敗が進んでいて分かりずらいがここの辺りは魔物が入れない筈……エルフが人に殺されたなんて向こうに知られたら戦争になりかねない
まずい、本当にまずい、そもそも何故人間がエルフを殺せるんだ、人間より圧倒的にエルフの方が強い筈なのに
「……アイリーン?」
訝しげに、私の名を呼んだ人物
『ッ!?』
何で、この人がここに居るの
「何故君がここに居るんだい?」
薄笑いを浮かべたその表情は何故か気持ち悪くてゾッとした
『エブリン……のオトウサン』
「あぁ……それで何で君がここに居るんだい?」
『なぁ、質問を無視して悪いが……まさか殺したのがアンタとかじゃないよな?』
「勿論、このエルフはね、確かに娘を殺したけど恨んでるからって殺す訳ないよ」
『……』
「何故俺に刃を向けるんだい?」
『向けられたくないんだったら殺気は向けるなよ』
「……そうかな?」
隠し通せていない、さっさと言えば気が楽な筈なのに
「……その顔は……なるほどね」
目の前の男は目を閉じて、深呼吸をした
「勘が良いんだ、流石旅人」
真顔になった、正直怖い
此方に向かって走って来る、大丈夫、冷静に対処すれば問題無い
距離が50㌢程になったタイミングで横に素早く移動し男の髪を掴んで床に叩き付ける
『アンタ等と出会ってまだ数日だけどさ、何でお前、妻も子も居るのにそんな事しちまったんだよ』
エルフ殺しは何処の国も重罪だ、バレたら家族全員殺される
「我が子の臓器を全て取られ遺体すら帰って来なかったんだ!欲なんて無い、家族全員で平和に暮らせたら良かったんだ、なのにお前みたいなイポス族が居るせいで!エルフ族が居るせいで!エブリンはお前の事姉なんて呼ぼうとしたが俺はお前達みたいな奴大嫌いだ関わるな、殺したって良いじゃないか、どうせお前も否定派なんだろが」
『ソレがお前の本性かよ!!何処もクソなんだなァ!私達は何もしてない!!エルフ共がクソなだけだろうが!勝手に同族扱いしてくんじゃねぇよ!!その気持ち悪りぃ偏見で殺そうとしてくんな!』
しかも一番言われたくない言葉、散々言われてキレない人間なんてこの世に居るのだろうか
憎悪に満ちたその表情をしたその男を何発も殴る
『エルフ殺しは家族全員殺されるんだぞ!?例えアンタが勝手に死のうが家族はどうなる?!アンタの独走で家族が傷付くんだぞ!?欲が無いだの言っておきながら殺意だけは一丁前かよこのッッ!!』
何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で、あんなに幸せそうな家庭だったじゃないか、
ふざけやがって
『アンタの気持ちも分かるがそれでも大人かよ』
エルフを殺した時、きっと呪いを掛けられたんだろう、ただ魔力が混じり過ぎて気づかなかった
『本当に可哀想だな!!アンタみたいな見た目だけはオトナなコドモ!』
きっと、エブリンが私の事をお姉ちゃんと呼ぼそうとしてキレたのはその姉を拉致られたとか、そういう理由があったのならまだ分かる、子供相手にあんなに怒鳴るのはどうかと思うが
でも
エルフ族を信仰している奴らと同じモノ扱いだけは絶対にされたくない
また、もう1発、殴ろうとする、ただ当たる寸前で止めた
「……?」
『さっさとアンタの妻と子に謝れ、エルフの呪いは聖水飲めば大抵何とかなる、アイツら魔術だけは優れてるからな、自分自身の魔術で自滅すんのにビビってるから抜穴は作ってんだよ』
「……何で知って」
『アンタの家族が可哀想だ、死体は私が処分するからさっさと失せろ』
しばらく、呆然と私を見つめてから走って行った
【(通報しなくて)良いの?】
『えぇ……え?……聖霊様?……お身体は』
やっと回復したのか……
【別に、問題無いよ】
『……すみません、コレ処分出来ますか?』
後々頼む予定が早く終わる事にホッとした
【ーーの事舐めてる?】
『いえ』
【ふふ、良いわよ、貴方には頭があがらないもの】
……人が出入りするような場所じゃないし、散々怒鳴ったけど聞こえてない筈、気になるのは何故……エルフを殺せたんだ?
『……人間辞めたのか』
消えつつあるソレを見る、死後から数日は経っているのであろうその死体を見つめた