TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

ブックカフェ『はざま』は、世界と世界の狭間にある。 そして客は様々な世界からやって来る人ではないモノ。いわゆる「人外」と称される生き物だ。

どんな客が入って来ようとマスターは動じない。いつも変わらぬ表情で客を出迎え、用件を尋ねるのだ。

扉が開かれベルの音が鳴る。

「やぁ、二人共」

「いらっしゃいませ」

「こんにちは、千弦先生」

「エイムくん、何度も言うけど先生はよしてよ」

「だって僕にとっては先生じゃないですか」

「それは、まぁ、そうなんだけども」

「ご注文は、どうなさいますか?」

マスターの言葉によって、普段のやり取りが中断される。この方はすぐに本題に入る。なかなか無駄話をさせてくれない。

一方先生の方は気にする様子もなくお決まりの台詞を口にした。

「アップルティーで」

「かしこまりました」

テキパキとした手付きでアップルティーを用意するマスター。そして、席に着くなり鞄からメモ帳とペンを取り出す千弦先生。いつもの光景だ。

千弦先生はこの店唯一の常連で、客としては珍しい種族の人。趣味で小説を書いていて、僕にとっては憧れの存在でもある。

不意に二度目のベルの音がした。

今日はどんなお客様に会えるんだろう。

loading

この作品はいかがでしたか?

210

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚