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今回は~
…最終回!泣
ながいんよー!
夜。
リビング。
さっきの男が帰ったあと。
誰もすぐに話さない。
テレビも消えている。
静か。
なつはソファに座っている。
肘を膝につけて、少しうつむいている。
ゆうが向かいに座る。
「……誰だ」
静かな声。
なつは少し黙る。
それから言う。
「昔の仲間」
短い。
らんが腕を組む。
「チーム?」
なつが頷く。
「まぁそんな感じ」
こさめが不安そうに聞く。
「悪い人たち…?」
なつは少し考える。
「……半分」
みことが首をかしげる。
「半分?」
なつがゆっくり話し始める。
「昔さ」
「居場所なくて」
少し笑う。
「そのへんフラフラしてた」
すちが静かに聞く。
なつは続ける。
「そしたら」
「拾われた」
いるまが言う。
「さっきのやつに?」
なつが頷く。
「最初は良かった」
「飯くれるし」
「寝る場所あるし」
でも。
なつの声が少し低くなる。
「だんだん」
「変わった」
こさめが小さく聞く。
「なにが」
なつが答える。
「ケンカ」
沈黙。
「他のチームと」
「毎日」
拳を握る。
「俺も最初は」
「守るためって思ってた」
でも。
目を閉じる。
「途中から」
「わかんなくなった」
ゆうが静かに聞く。
「それで抜けた?」
なつは少し首を振る。
「違う」
少し笑う。
「逃げた」
その言葉。
空気が少し重くなる。
なつは続ける。
「ある日」
「本気のケンカになって」
「仲間が怪我して」
拳が震える。
「そのとき思った」
「これ」
「違うなって」
静かな声。
「守るためのケンカじゃなかった」
誰も何も言わない。
なつが言う。
「だから逃げた」
「もう戻る気ない」
ゆうが少しだけ笑う。
「なら答え出てるじゃん」
なつが顔を上げる。
ゆうが言う。
「ここにいろ」
シンプルな言葉。
こさめも言う。
「うん」
優しく笑う。
「ここ安全」
いるまも言う。
「帰る場所あるし」
らんが肩をすくめる。
「今さら追い出さねーし」
みことが笑う。
「メンバーだし」
すちも頷く。
なつは少し黙る。
そして。
小さく笑う。
「……ありがと」
そのとき。
外で風が吹く。
でも。
この家の中は静かで。
あたたかかった。
次の日の夕方。
シェアハウスのリビング。
窓の外はオレンジ色。
こさめはソファに座って本を読んでいる。
みこととすちはキッチンで何か作っている。
「これ入れるの?」
「多すぎ」
らんは床に座ってゲーム。
「負けた」
小さくつぶやく。
そのとき。
廊下から足音。
なつが出てくる。
いつも通りの顔。
でも少しだけ軽い。
らんが言う。
「お、起きた」
なつが苦笑する。
「寝てねぇよ」
みことが笑う。
「顔寝てる」
すちが皿を並べる。
「飯できるぞ」
みんなテーブルに集まる。
椅子を引く音。
いつもの時間。
なつは少しその光景を見る。
みんな普通に話してる。
普通の空気。
こさめが聞く。
「なつ」
なつが顔を上げる。
「ん?」
こさめが少し迷う。
「昨日の人」
「大丈夫?」
なつは少し黙る。
でも。
すぐ答える。
「大丈夫」
そして少し笑う。
「戻らない」
ゆうがそれを聞いて頷く。
「ならいい」
いるまが言う。
「もし来ても」
「追い返す」
らんが笑う。
「俺も」
みことも言う。
「全員いるし」
すちが肩をすくめる。
「むしろ相手かわいそう」
みんな少し笑う。
なつは少し驚いた顔をする。
「……お前らさ」
少し照れくさそうに言う。
「なんでそんな」
こさめが首をかしげる。
「なんで?」
なつが言う。
「俺」
「別に」
「最初から仲間じゃなかっただろ」
そのとき。
いるまがすぐ言う。
「関係ない」
なつが見る。
いるまは続ける。
「ここ」
「そういう場所」
こさめも頷く。
「うん」
「来た人」
「もう仲間」
ゆうが少し笑う。
「それがこの家だ」
なつは少し黙る。
それから。
小さく言う。
「そっか」
そして。
椅子に深く座る。
「じゃあ」
パンを一つ取る。
「ここにいる」
みことが笑う。
「決定」
らんが言う。
「今さら逃げんなよ」
すちが言う。
「掃除当番増える」
こさめが笑う。
「仲間増えた」
なつも笑う。
そのとき。
隣で。
こさめが手を伸ばして塩を取ろうとする。
少し遠い。
その瞬間。
いるまが取って渡す。
「ほら」
こさめが少し驚く。
「ありがとう」
二人の距離。
少し近い。
らんがニヤニヤする。
「お前らさ」
こさめが焦る。
「な、なに!」
みことが笑う。
「仲良いね」
こさめの顔が赤くなる。
いるまは少しだけ目をそらす。
なつがそれを見て小さく笑う。
「平和だな」
その言葉。
誰も否定しない。
シェアハウスの夜。
笑い声が少し響く。
ここは。
もう。
ちゃんとした居場所だった。
夜。
シェアハウス。
夕飯も終わって、リビングは少し静か。
みこととすちはキッチンで片付け。
らんはソファで寝ている。
なつとゆうは外に出ていた。
リビングには。
こさめと、いるま。
二人だけ。
テレビはついているけど、音は小さい。
こさめはソファに座っている。
いるまは床に座って、テーブルに肘をついている。
静かな時間。
こさめがぽつりと言う。
「今日」
いるまが顔を上げる。
「ん?」
こさめは少し笑う。
「平和だったね」
いるまも少し笑う。
「そうだな」
少し沈黙。
こさめはクッションを抱きしめる。
それから小さく言う。
「前はさ」
いるまが聞く。
「うん」
こさめが続ける。
「ここ来たとき」
「すごく怖かった」
いるまが少し驚く。
こさめは笑う。
「みんな優しかったけど」
「でも」
「自分がここにいていいのか」
「わからなかった」
静かな声。
いるまは何も言わずに聞く。
こさめが言う。
「でも今は」
少しリビングを見る。
みんなの場所。
テーブル。
ソファ。
キッチン。
それから。
いるまを見る。
「ここ好き」
優しく笑う。
「みんな好き」
少しだけ間。
そして。
小さな声。
「いるまも」
その瞬間。
いるまの目が少し開く。
こさめは慌てて言う。
「あ、違う!その、仲間として!」
顔が真っ赤。
「変な意味じゃなくて!」
いるまは少し黙る。
それから。
小さく笑う。
「わかってる」
こさめがさらに赤くなる。
「ほんと?」
いるまは頷く。
「俺も」
こさめが顔を上げる。
いるまは静かに言う。
「ここ好き」
少し間。
「お前も」
こさめの心臓がドクンと鳴る。
そのとき。
玄関のドアが開く。
ガチャ
「寒っ!」
なつの声。
ゆうと戻ってきた。
らんが起きる。
「うるせぇ」
みことが言う。
「おかえり」
すちも笑う。
リビングがまた賑やかになる。
こさめは少しだけ胸を押さえる。
さっきの言葉。
頭の中で繰り返される。
「お前も」
顔がまた赤くなる。
隣で。
いるまも少しだけ目をそらしていた。
でも。
その表情は。
少しだけ優しかった。
シェアハウスの夜。
静かに。
少しずつ。
みんなの関係が変わっていく。
夜。
シェアハウスのリビング。
夕飯も終わって、みんなまったりしている。
テレビでは音楽番組が流れていた。
歌。
ステージ。
ライト。
こさめがそれをじっと見ている。
みことが言う。
「いいなー」
らんがソファで寝転びながら言う。
「何が」
みことがテレビを指す。
「ステージ」
「かっこいいじゃん」
すちも頷く。
「わかる」
なつが腕を組む。
「楽しそう」
ゆうは少し離れて椅子に座っている。
静かにその様子を見ている。
こさめがぽつりと言う。
「歌」
みんな見る。
こさめは少し恥ずかしそう。
「好き」
いるまが聞く。
「歌うの?」
こさめが頷く。
「うん」
小さな声。
「でも」
「下手」
みことが笑う。
「関係ないじゃん」
らんも言う。
「好きならいい」
すちが言う。
「俺ギターやってた」
なつが少し笑う。
「昔ちょっと」
いるまがぽつりと言う。
「俺も」
こさめがびっくりする。
「ほんと?」
いるまが少し肩をすくめる。
「昔な」
そのとき。
みことが言う。
「じゃあさ」
全員を見る。
「やってみる?」
らんが聞く。
「何を」
みことが笑う。
「音楽」
「バンドとか」
すちが言う。
「面白そう」
なつが少し考える。
「暇つぶしなら」
こさめが少し目を輝かせる。
「歌っていい?」
みことが笑う。
「もちろん」
そのとき。
ゆうが少し笑う。
みんな見る。
ゆうが言う。
「いいんじゃない」
静かな声。
「ここから始まるのも」
らんが言う。
「何が」
ゆうは少しだけ笑う。
「未来」
静かな言葉。
そのあと。
みんなで話し始める。
どんな曲がいいか。
誰が何するか。
笑いながら。
でも。
こさめはふと。
隣を見る。
いるま。
いるまも少しだけ笑っている。
こさめは小さく思う。
(楽しい)
(この時間)
(ずっと続けばいいな)
外は夜。
でも。
シェアハウスの中は明るい。
誰も知らない。
この時間が。
未来に繋がっていくことを。
夜。
シェアハウス。
外は静か。
リビングにはみんな集まっていた。
テーブルの上にはジュースとお菓子。
みことが笑う。
「なんかさ」
らんを見る。
「合宿みたい」
らんが肩をすくめる。
「修学旅行だろ」
すちが笑う。
「それな」
こさめはソファに座っている。
いるまはその隣。
なつは窓の近くに立って外を見ていた。
ゆうも壁にもたれている。
静かな夜。
みことが言う。
「ここさ」
リビングを見渡す。
「最初来たときさ」
「ボロかったよね」
らんが笑う。
「それな」
すちも言う。
「床きしんでた」
こさめが小さく笑う。
「怖かった」
いるまも頷く。
「わかる」
そのとき。
なつが振り返る。
少し笑う。
「悪かったな」
みことが笑う。
「でも今は好き」
すちが言う。
「落ち着く」
らんも言う。
「帰ってきた感じする」
その言葉。
こさめが小さく言う。
「うん」
「ここ」
少し考える。
それから言う。
「家」
静かな言葉。
なつが少しだけ驚く。
ゆうが言う。
「そうだな」
そして。
なつを見る。
なつは少し黙る。
それから。
ゆっくり言う。
「ここ作ったときさ」
みんな聞く。
なつはソファの背に手を置く。
「最初は」
「そんなつもりじゃなかった」
少し笑う。
「ただ」
「居場所ほしかった」
静かな声。
「どこにもなかったから」
みんな黙る。
なつが続ける。
「でも」
「お前ら来て」
少しリビングを見る。
「変わった」
ゆうが小さく笑う。
なつは言う。
「ここ」
「ただの家じゃなくなった」
こさめが聞く。
「なに?」
なつが答える。
「帰る場所」
その言葉。
リビングが静かになる。
いるまが小さく言う。
「いい場所だな」
らんが頷く。
「最高」
みことも笑う。
「ほんと」
すちが言う。
「出ていくの嫌だな」
こさめが少し寂しそうに笑う。
「でも」
「みんな進む」
なつが頷く。
「そうだな」
そのとき。
こさめがふと。
いるまを見る。
いるまもこさめを見る。
こさめが小さく言う。
「これからも」
少し照れる。
「仲間?」
いるまはすぐ言う。
「当たり前」
こさめが笑う。
その笑顔を見て。
なつが言う。
「よし」
みんなを見る。
「約束な」
「どこ行っても」
「ここ忘れるな」
らんが言う。
「忘れねぇ」
みことも言う。
「絶対」
すちが頷く。
「帰ってくる」
こさめも言う。
「うん」
いるまも小さく言う。
「帰る場所だから」
ゆうはその光景を静かに見ていた。
そして思う。
(ここ守るか)
小さく笑う。
シェアハウスの夜。
それは。
新しい未来の前の。
静かな時間だった。
数日後。
朝。
シェアハウスのリビング。
ダンボールが少し置かれている。
こさめがそれを見て言う。
「ほんとに行くんだね」
みことが笑う。
「まあね」
すちはギターケースを持っている。
らんは荷物をまとめながら言う。
「近いけどな」
なつは窓の近くに立っている。
ゆうはキッチンでコーヒーを飲んでいた。
いるまが言う。
「なんか変な感じ」
こさめが頷く。
「うん」
「ずっとここだったから」
静かな朝。
なつが振り返る。
「でもさ」
みんなを見る。
「終わりじゃない」
らんが笑う。
「わかってる」
すちが言う。
「むしろ始まり」
みことが拳を握る。
「やってやろうぜ」
音楽。
歌。
みんなが話していた未来。
それに向かって動き始める。
こさめが小さく言う。
「がんばろうね」
いるまが頷く。
「うん」
そのとき。
ゆうがカップを置く。
「お前ら」
みんな見る。
ゆうは少し笑う。
「帰ってこいよ」
静かな言葉。
「いつでも」
リビングを見る。
この家。
なつが言う。
「当然」
らんが言う。
「帰る場所だし」
すちが笑う。
「鍵まだあるし」
みことが言う。
「ゆういるし」
こさめが小さく言う。
「ここ好き」
いるまも言う。
「俺も」
なつが最後に言う。
「じゃあ行くか」
玄関へ向かう。
ドアを開ける。
朝の光。
少し眩しい。
でも。
怖くない。
なぜなら。
帰る場所があるから。
そして。
仲間がいるから。
彼らは外へ歩き出す。
それぞれの未来へ。
でも。
この家で過ごした時間は。
きっとずっと。
消えない。
数年後。
あるライブ会場。
ステージのライト。
歓声。
観客の声が響く。
ステージの上。
そこには。
いるま。
こさめ。
らん。
すち。
みこと。
なつ。
彼らは今。
シクフォニのメンバーとして活動している。
歌。
音楽。
あのシェアハウスで話した夢。
それが今。
形になっていた。
ステージの裏。
スマホに一件のメッセージ。
送り主は。
ゆう。
『今日は見に行けないけど、頑張れ』
こさめが笑う。
いるまがそれを見る。
「ゆう?」
こさめが頷く。
「うん」
いるまも笑う。
ステージのスタッフが言う。
「本番いきます!」
みんな立ち上がる。
なつが言う。
「行くぞ」
らんが笑う。
「当然」
すちがギターを持つ。
みことが深呼吸する。
こさめが小さく言う。
「帰ったら」
「シェアハウス行こ」
いるまが答える。
「うん」
ステージに出る。
ライト。
歓声。
音楽が始まる。
彼らには。
帰る場所がある。
だから。
どこまででも進める。
物語は終わる。
でも。
彼らの未来は。
まだ続いていく。
どや!
ん…6000もじこえてた…
で、!
みなさんにほうこくです
このシェアハウス編、まだかけるものたくさんあるんです!
ならばということで…
りくがきたらかこうとおもいます!
ぜひぜひ、みなさんりくえすとおねがいします!
まってます!
コメント
5件
やっばい感動しすぎて泣いた!6000文字以上お疲れさま~! リク!!!みこちゃんの過去とか書いてなかった気がするから書いてほしい!
あ...ごめんぎたーとかつかってるのはきにしないで...