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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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episode.1

…………………………………………………





















……………………………………………………


「__!」

「________!!」

「ふぅ、」

いつもの公園で、いつもの場所で、いつものように、声を出す。いつものように、見に来る人に対して、いつものように、こう思う。


お前等全員消えてしまえばいいのに


冬弥を見ていいのは、オレだけだし、冬弥に触れていいのは、オレだけ。冬弥は、オレだけのものなのに……なんで、見るんだ、?おかしいだろ、


…と、?


おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい!


「彰人!?」

「っ!」

「と、や、?」

「あ、驚かせて悪い、様子がおかしかったから、」

「大丈夫だ。ありがとう」

「何か、悩み事か、?」

「いや、そんな大事でもねぇから」


と、いい、慣れた作り笑いをする。と、冬弥は気付く

「作り笑い、バレてるぞ?」

「………、、笑」

「そんな、分かりやすかったか?笑これでも、上手くやってきたんだけどな、、!」

と、微笑する。

冬弥が、気づかないと思っていたとでも?んなわけないだろ、だって、冬弥は、オレのもので、冬弥の分からないところなんてないから。


「まぁ、話したくないことならば、話さなくてもいい。いつか、話してもいい時に話してくれ」

と言い微笑む


「おう、その時はよろしく頼む」

と、オレも言う


「2曲目、幽霊東京」

「よし、やるぞ!」

「嗚呼」

…………………………………………………

























…………………………………………………

「今日は、遅くなってしまったな」

公園に設置された時計を見ると時刻は午後22時30分過ぎ

あー、このまま、家に連れ帰ってしまおうか、うん、そうしよう、それがいい、


「__とーや」

「?」

「今日、オレん家来ねえか?」

「、、、嗚呼、、?別に構わないが、」

「今、ちょうど両親は、結婚記念日の食事に行ってるらしくて」

「絵名さんは?」

「あー、姉貴は引きこもり気味だし、そんなに気を使わせることはないと思う」

「それでは、邪魔にならない程度にお邪魔させて頂く」

と、ふんわりと笑う

「お前ん家は?」

「嗚呼、連絡を入れておこう」

と、冬弥は、綺麗な顔で周りを照らすように笑った

……………………………………………………


















……………………………………………………

「お邪魔します、」

と、冬弥は、口を開く

「どーぞ」

と、オレも言う

「そこら辺座ってていいぞ、水かお茶、どっちがいいか?」

「あ、水でお願いする」

「んー」

…………………………………………………


















…………………………………………………

「お待たせ」

「嗚呼、有難う」

俺がただの水をやるとでも?まあ、なんの薬入れようか迷ったから、ほぼ全部入れたんだけどな笑

「ん、、、、?」

あー、ですよね、変な味しますよねぇ〜笑

「彰人の家は、とても、居心地がいいな」

「そうか?w」

「ほんとに、居心地が、、、」

ぱたっ

「〜♩」

1つ目の、”睡眠薬”OKだな

2つ目の薬、効いてくれるか、?

……………………………………………………
























………………………………………………

「ん”、、、」

「、おはよ、とーや」

「嗚呼、おはよう彰人、?」

「ふはっww」

「、、、、ぇ、?」

と、腑抜けた顔をする。目の前の人の顔を見る彰人だ。東雲彰人。でも、何時もの彼はとは、何か違うようだ


「ぁ、きと、、、」

と、潤った目で見る。視界がぼやける、すっ、、と涙が落ちていく






「、、、ん、、は、、、」

と、俺から出ている、謎の声に、びっくりする意識が朦朧としてきた。と言うよりは、なんと言うか、脳みそが、上手く、回らない、水に、何かの薬でも、入れられたの、だろう、

「あきと、、、水、、なにいれた、、、」


「んー?睡眠薬と、媚薬、その他色々」

「媚薬、、?って、?」

「発情しちゃう薬、みたいな…」

発情???意味が分からない

「はつじょ、?」

「というか、此処は、何処だ、、?」

「此処は、」


オレのセカイ


「彰人の、セカイ…?」

「おう、冬弥への、愛が大きすぎて出来たみたいなんだよ、」

「俺への、、愛、?」

「___冬弥」

「?」

「俺はお前を、監禁する」

「はっ、、、!?かんき、、ん、!?」

これは俺の聞き間違いなのではないかと、俺の聞き間違いであってる欲しい、と思い聞き返す

「ああ、監禁」

「ひ、ッ、」

まるで、監禁するのが当たり前に思わせるのようかに、にこっと笑う、

「彰人、、?」

「彰人の、お前の気持ちが、俺への愛が薄れたら、このセカイも無くなっていくと仮定しよう」

「おう、」

「そしたら、俺への愛が無くなると、このセカイごと、俺はいなくなる訳だ、その時は、どうする?」

「まず、第一として、オレはお前への愛が尽きる自信はない、でも、万が一、尽きたとすると、俺も一緒に消える」

嗚呼、此奴は、狂ったんだと思った。でも、俺への好意ではないと思う、だって、オレは男だし、、、それに、彰人の隣に”恋人”としての俺は居ては行けないような気がしたから


がくんっ!

___________________






















………………………………………………

がくんっ!


と、冬弥の体の力が一気に抜けた。今まで床についていた手はやる気のなさそうにだらんと、体の横に起き、体は壁に持たれかけさせて、座っているだけでも精一杯そうだ

やっときた、3つ目の薬、


筋弛緩薬


まあ、この薬は筋肉が強ばっている人の筋肉を解すための、薬なんだが、普通の人に飲ませると、冬弥の様に、筋肉が緩んで緩んで、終いには立てなくなる程の効果がある。


「ぁ、、きと、、、!」

と、俺を警戒してこっちを睨む。でも、何処にも行き場のないような、子猫のような助けを求める瞳に心を奪われる

「……ほんとに、なに、、いれた…!」

「だから、その他諸々って言った、、、」

「その他諸々って…!!」

怒るような表情で此方を睨んでくる

「その、筋肉に力入んなくなってんのも、薬のせい」

「じゃ、説明も終わったし、ヤろ♡」

「ゃ、」

「?」

「やだ!」




















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