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㊗️♡1万!皆様本当にありがとうございますっ!
「ささてぃっくダウン…」
嫌な音が脳内に流れる。警察や救急がダウンしたときにこの音は流れる。事故か?とも思ったがさすがに向かうことにした。
『さささんの向かいまーす』
『りょーかい、事故だと思うけど気をつけてね~』
『はーい』
いつものひなーのの声を聞いてヘリに乗る。そういえば今日はとろさんは出勤してないんだなぁ…めずらしい。
さささんがダウンしていたのは山奥。山奥にらトラウマ(笑)があるから気をつけなければいけない。
「大丈夫すか~~?」
「らっだぁさーんごめんなさーい…!」
話を聞くと、チェイス中に犯人にアタックされてぶっ飛んでしまったらしい。
シートベルトきかないよなこの街…
「………、ふふ、」
「何が面白いんすかー?」
「いやぁ、やっぱらっだぁさんだなって」
「まあおれらっだぁなんでw」
「そりゃそうかw」
何だかいつもと雰囲気が違うように感じとれる。少し嬉しそうで、安心して、不安そうで
「…なんかありました?」
「いや、何もないですよ」
「またまた~」
「…………まぁ…
らっだぁさんは来世があったら何をしたいですか?」
「…来世、っすか…まぁ…救急でもいいけど警察とかギャングとかやってみたいっすね」
「……へー?」
「なんすかw」
治療が終わり、請求書を忘れずにおくる。
「じゃ、また」
「お大事にー」
病院に帰ると、ひなーのとエビオがいつもの殴りあい練習をしていた。
「ひなーのー、とろさん見てない?」
「見てないよー?」
「そっかぁ…」
今日は起きてこないのかな?まあ何か用事があるのかもしれないし仕方がない。
『猫麦、出勤します!』
「お、」
『おはよー』
『おはよう!』
『おはようございます~』
ちょうど起きてきた。噂をすればってやつ。
そして、病院の中からとろさんがあくびをしながら外に出てきた。
「ふぁぁ… 」
「眠そうだね」
「いんちょーこんとろー…そうっすよ眠いんですよね…」
「最近どうよ」
「んー……未来のことについて考えてますっ!」
「未来?」
「未来のとろろはどんなことしてるのかなとか、いんちょーは何をするのかなとか」
「おれはずっと救急だよ?」
「…くはw」
「何笑ってんだー?」
「いや、何でもないっすwほら、事件起きてません?」
「ほんとだー!ちょっと見てくるわ」
「はーい」
「…来世でも、救急だったら…」
もし、いんちょーが正義のままでも悪に染まっても、
「………未来でも、また話せたらいいな」
__そう呟き、心地よい風がふわりとこの街を包み込んだ
「あ!犯罪者!」
「とろーろじゃーん」
fin.