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junp
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絶対辰哉
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#岩本照
絶対辰哉
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コメント
1件
うわー、この回めっちゃ甘酸っぺえ……!「夫婦みたい」って辰哉がサラッと口にしちゃったの、本人が一番びっくりしてる感じがたまらん。照の「生活だけならな」って返しも絶妙すぎるだろ。二人とも会社で「機嫌いいね」って言われてるの、自覚ないのにシンクロしてて笑ったわ。半年の期限まであと一か月半か……終わり見えてきて切なくなるけど、この距離感の変化が本当に丁寧で好き。毎回じわじわ来るわこの作品。
同居生活、四か月半。
休日明けの月曜日。
朝から辰哉は珍しく機嫌がよかった。
💛「なんかいいことあった?」
💜「え?」
💛「朝から鼻歌」
💜「歌ってた?」
💛「無意識」
💜「恥ずかし……」
照は笑いながらコーヒーを飲む。
💛「分かりやすいな」
💜「照にだけは言われたくない」
💛「俺?」
💜「照も機嫌いいと口角上がる」
💛「……」
💜「図星?」
💛「知らない」
💜「図星だ」
────────
会社。
昼休み。
辰哉が社員食堂でご飯を食べていると、同期が隣へ座った。
「深澤」
💜「ん?」
「最近楽しそうだよな」
💜「そう?」
「なんか雰囲気変わった」
辰哉は首を傾げる。
「彼女でもできた?」
💜「いないいない」
「じゃあ好きな人?」
その言葉に、辰哉の手が止まる。
💜「……ない」
そう答えたものの。
頭に浮かんだのは、朝「行ってらっしゃい」と送り出してくれた照の顔だった。
(……なんで)
自分でも理由は分からなかった。
────────
その頃。
照も会社で仕事をしていた。
会議が終わり、デスクへ戻る。
スマホを見ると、辰哉からメッセージが届いていた。
💜『今日ちょっと帰り遅くなる!』
それだけ。
照は短く返信する。
💛『了解』
送信したあと、少し考えてもう一通。
💛『晩飯は温めれば食べられるようにしとく』
数秒後。
💜『助かる!ありがとう!』
その返信を見て、照は自然と笑っていた。
「岩本さん」
後輩が不思議そうに声を掛ける。
「今日なんか機嫌いいですね」
💛「……そうか?」
「笑ってましたよ」
照は少しだけ驚いた。
自分では全く気付いていなかった。
────────
夜。
辰哉が帰宅したのは十時前。
💜「ただいま!」
💛「おかえり」
💜「ごめん遅くなった」
💛「飯食うだろ」
💜「食べる!」
照が料理を温め始める。
辰哉はその後ろ姿を見ながら、小さく笑った。
💛「どうした」
💜「いや」
💜「なんか夫婦みたいだなって」
一瞬、時間が止まる。
照の手も止まった。
💛「……」
💜「あ」
💜「違う違う!」
💜「変な意味じゃなくて!」
💜「生活がって意味!」
慌てて両手を振る辰哉。
照は数秒黙っていたが、小さく笑った。
💛「確かに」
💜「え?」
💛「生活だけならな」
💜「……」
照がそう返してくるとは思っていなかった。
辰哉の耳が少し赤くなる。
💛「ほら、冷めるぞ」
💜「……うん」
食卓を囲む二人。
どちらもいつも通り話している。
でも。
さっきの「夫婦みたい」という一言だけは、お互いの頭からなかなか消えなかった。
半年の期限まで、あと一か月半。
少しずつ。
“終わり”を意識する日が近づいてきていた。