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クロスオーバー(他界隈)
🌟🎼+刀剣乱舞
刀剣乱舞の刀剣達は個性ありますので、キャラ崩壊しまくりです(口調おかしい可能性大)
というか、全員キャラ崩壊かもです
くにさんの昔話
くにside
俺は特殊な家に生まれた
幼い頃から作法などを叩き込まれ
勉強を毎日した
弟もそうだった
お父様の家は「霊力」というものをもつ家系で
その霊力を使い何かをするらしい
俺は生まれながら霊力がほぼなかった
それを知るとお父様は俺の勉強時間をなくし作法についても怒らなくなった
俺はそれがとっても嬉しくて自由になった
それに比べ弟は、霊力が多かったらしい
お父様の弟も霊力が多く特殊な仕事をしているらしい
俺は霊力がない、お父様と同じらしく
よく、お父様の弟の家に行っていた
その時に毎日遊んでくれるのが
青い服を来た綺麗な人
名は三日月といった
俺はその人がとっても大好きで
遊びに行きたくてお父様に頼み込んだり色々した
三日月もそれを喜んでくれて
俺はその家…本丸に行くことが楽しみだった
その裏では
弟は毎日勉強していて
休む時間もないのに
俺だけ呑気に遊びに行っていたのだ
今思えば最低だと思う
一度そのことで弟と喧嘩した
弟「なんで、なんで…お兄ちゃんばっかりッ」
くに「ッ!」
その言葉に俺は頭にきた
だって、弟は特殊な力を持っていて期待されてる
なら、俺は?
俺は特殊な力を持っていなくて
期待がなくなり途中でどうでもよくなられてる
遊びに行けてるのは嬉しいけど
俺への期待は、一切と言っていいほどない
これがまさしく人間の無い物ねだりというものだ
お互いが無いものをねだり、 欲して
自分の持っているものが見えなくなる
よくあること
ただ、この時は幼くて理解してなかった
でも、喧嘩になれば…
将来有望の弟に手を挙げようものなら
お父様はもう俺を捨てるかもしれない
そう思っていたから
無言を付き通した
弟は言いたいことを言って我に返り
弟「ぁ、ごめ、ん」
謝った
こういうところはいいところだなと思う
お父様「くにー!三日月に会いに行けるぞ!」
そんな声が聞こえて俺はお父様のところに走る
後ろで悲しそうに俺を見届け
筆を持っていた弟に気づかずに
弟「いってらっしゃいませ、お兄様」
そんな声を無視して俺は行く
このときの弟はどんな気持ちだったのだろう
きっと、悲しかったのだろう
お父様に連れられ、お父様の弟の家に着く
お父様に抱っこされながら三日月のところに行き遊んでもらう
これは、当たり前となっていた
お父様はというと、弟のところに行き何かしてるそう
数時間遊んでもらい晩御飯の時間
俺は当時理解できなかったが
お父様が三日月に何か話していた
お父様は真剣なお顔をしていた
何かあったのかな〜なんて思いつつ俺はご飯を食べていた
その後、家に帰り
寝る準備に入る
弟の部屋は電気がついており…
家庭教師が怒鳴っている声が聞こえる
その声にびっくりしつつも
俺は
くに「…がんばれ」
なんて、小声で声をかけて後を去った
その時後ろからは
弟「…ぁ、りがと」
と、ぼそっと聞こえた
その日は終わった
次の日
お父様が朝から俺を起こしに来た
お父様「くに!今すぐ出かけるぞ 」
なんていつも冷静なお父様が慌てるものだから
俺は急いで準備した
その後お父様に抱かれた
着いた先はお父様の弟の家
でも、いつもみたいに三日月はいなくて
その代わり多くの刀がいて
顔が青ざめた人や、謝ってる人がいた
その中、お父様の弟だけは
微笑んでいて嬉しそうだった
くに「ねぇねぇ、みかづきは?」
なんて聞くとお父様の弟は
お父様の弟「あぁ、今さっき死んだよ」
って言ってきた
くに「ぇ…どういう、こと」
俺が困惑するのと同時にお父様が怒鳴った
お父様「報告がきた、なんで三日月を折った?」
お父様の弟「そんなの決まってるだろう笑
三日月なんかいらなかったからだ」
お父様の弟のその言葉を合図に
お父様は殴りかかった
お父様の弟はびっくりしながら
近くにいた刀を手に取った
その瞬間俺の視界は真っ暗になった
加州「ッ…目を塞いでごめんね 」
と、誰かが
謝ってくる
その手は震えていた
加州「えっと、えっと…ッ、誰かこの子を安全なところに!」
と、困惑しながら指示を出す
その言葉を聞いた人が俺を抱きしめ
何も見えないようにしながら
俺を別の場所に運んだ
それが怖くて、どうにか外の景色を見ようとするが力が強く何も見えなかった
くに「んー!」
鶯丸「…もう少しだけ待ってくれ 」
と、冷静だがどこか焦った声が聞こえる
くに「… 」
聞き分けをよくしなさい
とお父様に言われていたので大人しくすることにした
鶯丸「ありがとう」
数分ほど大人しくした後ある部屋に着いた
鶯丸「ここは離れだ
俺と共にここで安全にしてよう」
と、あるお兄さんはいった
くに「うん…」
外の状態がわからない今
下手に動いたらいけないなということを聞く
お父様大丈夫かな〜と呑気なことを思いながら待っていた
それから数時間後
ずっとなっていた音が収まった
それから数分がたった後ある人が来た
一期一振「…もう、大丈夫です 」
鶯丸「そうか、主は?」
一期一振「フルフル)主も、弟もッ、みな…あの場にいたものはほぼ亡くなりました」
そう、お兄さんは涙を流した
一期一振「残っているのはッ…太刀以上の刀のみなのです
短刀、脇差、打刀、みな主が折ってしまわれました」
鶯丸「…そうか
それは酷だな 」
そんな会話をしてる時俺は理解ができなかった
だから、ひっそりと抜け出した
走りながら彷徨っているといつもの見慣れた場所に来た…が
いつもの風景ではなかった
真っ赤な海で、多くの破片が飛び散り
刀が刺さったお父様
そして、それを眺める多くの男の人
くに「ゔっ…」
吐き気がした
嫌なにおいが漂い
殺意のこもった目線が自分に向いている
気持ち悪く膝をついて、血の上に崩れ落ちた時
首に冷たい感触がした
くに「ふぇッ…」
理解が一瞬できなかった
間抜けな声を出して感触がしたところを触る
触った手には
今、自分が座り込んでいる下にあるような
赤くドロッとした物が付いていた
それを理解してからドクドクと血は流れ
熱くなっていく
目線が暗くなる中見たのは…
多くの人がお父様の弟を囲い殺している姿と
自分を切ったであろう赤い髪のお兄さんだった
お兄さんは酷く俺を睨んでおり
意識が途絶える前にもう一度背中を切られたのをよく覚えている
痛いという感情はなく
死ぬなぁ…なんて呑気に思いながら目を閉じた
くに「パチッ)っ…」
目が覚めた
死んだものだと思っていたから
自分の生命力に驚きながらも周りを見渡す
そこはよくみた自室だった
あれは夢だったのだろうかと期待を抱きながら
自分の首を触る
くに「イッ」
でも、痛くて
夢じゃないってことを自覚する
弟「なにが、あったッんですか?」
震えた声で横にいた弟がきいてくる
くに「…ごッイッ…」
声を出そうと思うと首が痛かった
弟「喋らなくて大丈夫です…
紙に書きましょう」
と弟は紙を出してくる
くに「ごめん、俺もあまり覚えてない」
と紙に書く
それは嘘、嫌というほど鮮明に覚えている
でも、きっと覚えてると言えば弟は…
きいてくる
これは、弟に聞かせていい話じゃない
弟「そうですか…
お兄様が帰ってきてくださって良かったです 」
なんて素直に言うものだから
申し訳なくて涙が出る
そしたら弟は
家柄で今まで隠していた素の喋り方で
れる「それ以上体の水分無くしたら死ぬで!?」
と言ってくる
くに「笑」
お父様に躾けられた喋り方のほうが丁寧でいい家柄としてはそちらの方が良いだろう
でも、俺の弟は…れるは
関西弁でバシッと言ってくる所が良いところだ
久しぶりに聞いた関西弁に少し安心しつつ
微笑む
そしたら、家の使用人が
使用人「くに様、れる様
お父様が亡くなってしまった今
ここの家柄を継ぐ人はお二人しかおりません
ですが、お二人のお父様の弟様が色々ありましたようで政府の方から連絡が来ておりますので目を通していただきたく存じます」
くに「…」
れる「わかっ…わかりました」
2人でそう言って政府から届いた手紙を開け目を通す
そこには、
【虹雲家様へ
君達の父の弟、虹雲本丸が事件を起こした
そのことはこちらで処理した
このことは他言無用だ
言えば処刑だと思っててくれ
いくら、弟といえどその家系の血筋
その家は取り潰すため2人は政府が指定した一般家庭の家にそれぞれ行ってもらう
そして、くにがこの事件のことを覚えていた場合いろいろ聞きたいため一度政府に来てもらうこととなる
読み、事件の件をくにが覚えているかどうかの返事を待つ
政府より】
上から目線な政府の手紙を読みながら
れるちと顔を合わせる
れる「それぞれ、別ってことやんな」
くに「コクッ)」
覚えてる場合は政府…
他言無用で言えば処刑
俺が覚えていて政府に行けば処刑…
覚えてないってれるちに言ってて良かった
それぞれか…大丈夫かな
れる「くにお、返事かいてくれへん?」
くに「コクッ)」
【政府様へ
全て把握いたしました
そして、私くには事件のこと及び自分の怪我のことを何も覚えておりません
起きたらこの状態で私自身何があったのか知りたいぐらいでございます
なので、そのような事件があったことも今初めて知りました
お力になれず大変申し訳ございません
そして、私達2人が指定していただく家に行くのに3日ほど準備の時間も設けていただきますと助かります
虹雲家(くに)より】
れる「なぁ、別々になるんやろ
くにおとはもう会えへんの?」
くに「…きっとあえるよ 」
俺の字は細く震えていた
きっと俺も怖いんだ
でも、こうなったのは俺のせいでもあるよね
三日月…
れる「ぁ、これ政府に届けてください」
使用人「かしこまりました」
くに「れる、準備しておいで」
れる「わ、かった」
使用人「返事でございます」
くに「ペコッ)」
こういう手紙は時間がかからない
すぐに帰って来る
待つ時間は相手方の書く時間だけ
不思議だよね…
【虹雲家様へ
全て把握感謝する
何も覚えていないのか
残念だが仕方のないことだ気にするな
3日だな、把握した
3日後ここのに向かってくれ
住所の記載は別のメモにしておく
れる様→五月雨家
くに様→夜宵家
手紙の返事はもういらぬ
政府より】
やっぱり上から目線…
夜宵家
聞いたことないな
まぁ、一般家庭らしいし当たり前か
れる「くにお…手紙来た?」
くに「コクッ)」
れる「…五月雨」
くに「五月雨れる…いい響きじゃん」
れる「そうやな…」
悲しそうな顔…
れる「夜宵くに…か」
くに「…うん、お互い頑張ろうね」
れる「おん」
それからあっという間に3日が経った
俺は3日で傷なんか癒えるわけなくふらふらな状態で夜宵家に向かった
れる「…では、元気でお兄様
いや、くにお」
くに「コクッ)またッね゛、れ”ッるち」
最後だからと痛む首を無視して言葉を紡ぐ
くに「ッ…」
塞がりががっていたのか、また傷が開き
ドバっと血が出る
れる「くにッ」
くに「フルフル)」
れる「ッ…ぃ、ってきます」
くに「コクッ)」
俺も行くか
でも、血を垂らしながらなんて第一印象最悪だな
夜宵家
夜宵家に訪れると思っていた家ではなかった
ボロボロで人が住んでいるかもわからないぐらいだった
その瞬間すぐに理解ができた
俺は事件を見ていた人
いつ思い出すかわからない事件を隠したい政府からしたら危険人物
怪我の件でなんの援助もないのもそういうことだからだろう
心だけ挨拶をして人けのない家にお邪魔する
床はベタベタとしていた
俺は一般家庭がどんなものか分かっていない
でも、流石にこんなにひどいか?と思いながら
壁を伝い歩いていく
でも…人はいなかった
政府は人がいないところに俺をか
今の俺では生きるすべもない
政府自ら手は下さず餓死しろということか
そう思いながら玄関に戻り外に出る
そうしたら庭の外から俺を見つめている男の子がいた
くに「…?」
???「えっと、ここ人住んでないですよ…
君、ここの家の子、じゃないよね?」
くに「…コクッ)」
???「…首大丈夫?
血でてる」
くに「コクッ)」
返事ができず、頷くことしか出来なかった
???「俺の家来る?
お母さんもきっと許してくれるよ?」
くに「ぃッい゛のッ?」
???「うん!」
またもや無理をしたせいか血が流れる
そのたびに視界がぼやけていく
くに「ッ…」
こったろ「俺、こったろ!
よろしくね」
くに「コクッ)」
こったろ「…大丈夫?」
くに「フルフルッ)」
こったろ「えッと、…まってて」
くに「…」
待っててか
もう、立ってられない
今座り込むと絶対立てないんだけど
…もうだめかも
瞼が…
目が覚めると白い部屋だった
カーテンで囲まれており
手には何かがささっていて
少し薬品のようなそんな匂いがする部屋
清潔感がある…なんて思いながら天井をながめる
天国なのかなといつものように呑気なことを考える
そしたら、上が暗くなった
紫色の目のさっきの男の子が覗き込んできて
こったろ「おきた!」
とおっきな声ではしゃぐ
こったろ母「静かにしなさい
大丈夫?」
くに「ッ…コクッ 」
痛む体を起こしながら頷く
こったろ母「あ、起きなくても大丈夫
無理しないで」
優しく俺に言葉をかける
他人なのにね
こったろ母「君親は?
ぁ、紙書ける?」
くに「コクッ)親は亡くなったみたいです
それで預け先に夜宵家に行ったんですが誰もおらず…」
こったろ母「夜宵さんの家はもう3年は軽く人がいないのにおかしいな…
ねぇ、君私の子にならない?」
くに「他人ですよ?
それも、俺は怪我をしておりますし」
こったろ母「知ってるわ
怪我してて不便だからこそ一緒に暮らしたほうがいいでしょう?」
くに「…」
こったろ母「それに、こったろもいい友達ができたーって喜んでたし」
くに「いい友達とは恐れ多いです
俺なんか」
こったろ母「あら、いいこよ?
それに、言葉遣いとか礼儀も正しいしね 」
言葉遣いと礼儀か…
役に立ったな
くに「こったろさんは何年生なのですか?」
こったろ「小3!」
俺とほぼ変わらないのか
こったろ母「君は?」
くに「俺は小学2年生です 」
こったろ母「うそ!?」
くに「本当です 」
こったろ母「うちのこったろとは大違いね…」
くに「環境が違いますので
俺は家庭教師が一時期ついており、作法や礼儀をお父様に叩き込まれておりましたから」
こったろ母「そうなのね
君はどうするの?私の子にならない?」
くに「許していただけるのであれば、お願い致します」
こったろ「…お母さんなんてー?」
こったろ母「じゃあよろしくね!
こったろ〜、弟ができたわよ!」
こったろ「弟✨️」
こったろ母「君名前は?」
くに「くにです 」
こったろ母「じゃあ、紫宮くにね今日から
よろしくね」
くに「はい、よろしくお願いいたします」
それから、こたと過ごした
しばらくはベッドで安静にしていた
下手に動いたら死ぬってお母様に…
いや、お母さんに注意されたから
そして、頑張って身につけた言葉遣いを一般人が使うらしい言葉に変えるように言われた
敬語も俺たちが当たり前に使っていた言葉とは少し違うくて難しかった
そして今までのことが意味がなくなった気がして嫌だった
でも、諦めてまた勉強を止められて期待をされなくなるほうが嫌だから頑張った
ベッドから出れるようになって、こたが通っている学校に通うようになった
その生活に慣れてからだんだん楽しくなった
虹雲の時より断然楽しくて
虹雲を思い出すと印象に残っているのは赤黒い風景だから
虹雲くには俺の中で殺したし
虹雲という苗字は自分の中で捨て
虹雲くにという名前で過ごしていた日々をすべてなかったことにした
だから、俺には弟はいない
そういうことにした
そうしないと苦しかったから
思い出したくなかったから
もう、虹雲の自分と縁を切りたかったから
弟のれるだけを覚えとくなんて
嫌なことだけ逃げていいことだけ覚えとくのは
卑怯だと思ったから
ごめんね、れるち
だからさ、れるくんも俺を虹雲くにを忘れて
五月雨れるとして生きてね
さようなら
こったろ「くにおー!」
くに「すぐいく!」