一個だけですが、思い付いたGTAスネバイのお話を
🐍🟦☠️です
「Mondo〜!お願いだから!」
アジト内にひなーのの声が響き渡る
今さっき帰ってきた俺が状況を掴めず奥を覗くと、ベットに座り込んでそっぽを向くMondoに必死に頭を下げているひなーのがいた
『…えっと、これどういう状況?』
「だお、助けて…」
「オレはイヤだよ」
『ほんとにどういう事?』
一旦ひなーのを落ち着かせ、話を聞くことにする
どうやら他ギャンと揉め事を起こしたらしく、撃ち合いをしないといけなくなったらしい
で、その撃ち合いの代表者をMondoに頼もうとしているらしい
一方Mondoは自分でやらかしたことなんだから自分で責任を取れという主張らしい
まあ、Mondoが言ってることが正解だよな…
「ほんっとに頼む」
「ヤだよ。ひなーのボスだし、自分でやらかしたコトなんだから責任は自分で取れよ」
「私じゃ無理!」
今にも泣き出しそうなひなーのとフル無視を決め込むMondo
あいにく、今日は俺らしか起きていないので他の誰かに頼むなんてことは出来ない
「だおからも言ってよ〜!」
『えぇ…俺に言われてもなぁ』
「あと30分後に行かないとなの〜!」
子供みたいに喚くひなーのを見てため息が出る
こうなったひなーのはてこでも動かない
女子群が入れば動いたかもしれないが、誰もいない以上行かせることは不可能だと感じた
「だお〜…」
『…分かったよ』
縋るような目で見られると、何もしない訳には行かない
というか誰かが起きてきたら俺が責められる
はみがきとかはやぶーとか来たら面倒くさい
仕方がないので、Mondoに目線を合わせて話をすることにする
『Mondoも少しは協力してあげて?』
「…ラダオも俺に行ってほしい?」
『ん?うん』
「じゃあ行く」
さっきまでの嫌々が嘘みたいにすんなり話し合いが終わった
もう少し時間がかかると思ったけど、あっさりと了承してくれて拍子抜け
『え、いいの?』
「ウン。ラダオが言ってほしいって言うなら行く」
「なんでだおが頼んだら良くて私はダメなの!?」
「ひなーのはうるさいからヤダ」
「ひっど!?」
一件落着、でいいのか?
また言い争いを始めた二人の首根っこを掴み外へと向かう
『しょーもない言い争いするんじゃないよ』
「「だってこいつが」」
『知らん!時間無いんだからさっさと行くぞ』
手間のかかる子供を見てる親の気分だ
仮にもこいつらギャングのボスと街で最強の男だよな?
首根っこを掴んでいながらもこいつらはずっと口喧嘩をし続けている
「お前はボスを敬うって気持ちが無いんか!」
「知らん。オレはラダオの頼みだからやってやってる」
「ほんっとにこいつムカつく!」
『いつまで喧嘩するつもりだお前ら…』
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