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「君の歌声は素晴らしい。」
「ありがとうございますマイストロ。」男性指揮者と女性はワインを飲んだしかし男性指揮者が苦しみ出し倒れ込んだ。
「マイストロ…いやー!」女性は悲鳴をあげ座り込んだ。
「はい神奈川県警です男性がワインを飲んで倒れ込んだんですね。」
「また事件ですか守谷さん。」二人は通報があったホテルに向かった。
「あなたが通報した方ですね。」
「はい…純どうして刑事に。」
純は目をキョロキョロさせながら「通報したのは柚香だったのね訳は後で話す。」と言った。
「知り合いだったのか。」
「純とは宝塚音楽学校の同期でしたから。」幸範はメモをして純にウィンクしてなだめた。
「柚香ホテルに行く前何していた?」
「マイストロと練習してたの発表会の。」純はグラスを持ち上げ「守谷さんもしかして何者かに毒を入れられたんじゃ。」と推理した。
「科捜研に回そう。」幸範は美恵子が居る研究室に入った。
「美恵子さんこのグラスを調べて欲しいんだ。」
「わかったわ結果が出たら知らせるわ。」研究室から戻ると純が男性指揮者について調べていた。
「何かわかったか?」
「持田誠司46歳 かなり有名な指揮者みたいですね。」
幸範は純の肩を揉みながら
「なるほどな。」と呟いた。
「守谷さん柚香と持田の関係洗います?」
「そうだな。」二人は柚香を尋ねに行った。
「柚香持田さんとはどんな関係なの?」
「指揮者と歌手の関係よやましい事ないわ。」
二人は顔を見合わせて首を傾げた。
「純何で刑事になったの?」
「私は柚香みたいに歌上手くないしさだから刑事になったの。」純の切ない顔を見た幸範は「一回聴いてみたいんだよ俺。」となにげなく言った。
「そうよ久々に歌おうよ。」
柚香に唆されため息をつきながら美しい歌声を披露した。
「上手いじゃん坂崎。」
「もうそれよりも本当に柚香持田さんとは指揮者と歌手の関係なんだね。」純の質問に柚香はこくりと頷いた。
「守谷さん今回の事件読めないです。」
「まだ序章だからな慌てるな。」幸範はぽんと頭を触った。プルプルとスマホが鳴り出た。
「グラスにトリカブトの成分が検出されたの。」
「美恵子さんありがとう。」
純ははっと閃いた顔して
「トリカブトを液体できるのは科学者か…」
「毒なら医者の線もあるな。」
二人は病院に向かった。
「すみません神奈川県警です此方に持田誠司さんのカルテありますか?」
「はいございます少々お待ちください。」
看護師は数分後カルテを持ってきた。
「持田を診断した医者は…幅田幾三…!」
「どうした坂崎。」
純は深呼吸した。
「柚香の兄です。」
「何だと…!」幸範は目を見開いた。
一方柚香は楽譜開いて窓に佇んでいたインターホンが鳴ったので出ると紙袋マスクの男にスタンガンを当てあれ気絶した。
「柚香の兄の幾三は腹違いの兄です。」
「科学者の線が消えたな…。」
幸範が悔しがっていると無線が鳴った。
「女性が何者かに誘拐された。」
「柚香…!」二人は柚香の行方を探し始めた。
「お兄ちゃんやめて…。」
「柚香俺はお前をなのにあんなおっさんと…。」幾三はナイフを突きつけて柚香の震えが止まらない。
「守谷さん車輪の跡があります。」
「そう遠くないはずだ。」
二人は場所を特定しゆっくりと空き家に入った。
「お兄ちゃん誤解よ。」
「嘘つけ…!」幾三が柚香を切りつけようとした瞬間純はナイフを蹴り落と羽交い締めにした。
「幅田幾三誘拐及び殺人未遂で逮捕する。」幸範は手錠をかけて睨みつける。
「柚香怪我はない?」
「純…!」柚香は純の胸に泣き崩れた。