テラーノベル
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翌日会社に行くと、マナトの机の上に石崎から、先日行った釣りの写真が封筒に入れて置いてあった。
マナトが何気なく見ていると、中に気になる一枚があった。
マナトが船の上でピースする背後に、ぼんやり海豹の顔のようなものが写っているのだった。
マナトは少し不気味に思い、あの日船から見た海豹を思い出した。
その日、マナトの部署に新人が入った。
その女の顔を見て、マナトははっとした。
女の顔は海豹に似ていた。
名前は海野岬といった。
岬はマナトに付いて仕事を覚えることになった。
昼休み、二人は社員食堂で食べながら、お互いの話をした。
岬は海洋高校出身で、インターハイに出るほどの水泳の選手だった。
実家は真珠の養殖をやっていた。
驚いたことに、岬は焼き魚定食とアジフライ定食の両方を食べた。
会社の缶詰も大好物だと言った。
マナトは岬がますます海豹に似て見えてきた。
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