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第4話「昔の記憶」
…
「お兄ちゃーん!!」
Tom「あ!弟!」
あれ?
「Tom〜!」
Tom「あれ…母さん…?」
?!
あれ…ここ
Tom「火…?」
Tom「弟!…母さん!!」
辺りは火で燃えあがっていて
爆発音や銃声、
人々の叫び声が聞こえてくる。
ここは…18歳の頃…!
Tom「……」
とにかく…敵の攻撃に当たらないように身を低くしないと!…
あれは…
Tom「!…戦闘ロボット…?」
でもあれはeddじゃない…
でもどこかで見覚えがある…
…
!…
Tom「あれ…!!…」
俺が初めて作った戦闘ロボットだ…
その後ろに、母さんと弟がいる…。
でももう死んでる。血まみれだ。
Tom「!…おい!…」
「ぁ…Tom…さん…!」
随分壊れている。
声も所々途切れてる。
あの時と全く同じだ。
Tom「もうこれ以上は無理だ!!早く引き下がれ!!」
「へへ…Tomさん、」
「新しい…名前、「����」って名付けてくれて…ありがとうございま…す!…」
「そして…、弟さんとお母さんを…守れ…なくて、ごめんなさい…」
「弟さんとも、沢山遊んでくれて…楽しかった…です…」
「幸せな気分に…な…てしまいました…」
そう言った瞬間…敵の攻撃に当たって、完全に壊れてしまった。
もう…やめてくれ……
…
Tom「はっ…?!」
昔の記憶。
大切にしていた母さん、弟。
そして、俺が初めて作った戦闘ロボット。
そのロボットは、必死に俺の母さんと弟を守ってくれた。
でも相手に攻撃は一切していなかった。
そのロボットは友好的で…相手と分かち合おうとしていた時もあった。
俺は涙で顔が濡れていた。
edd「…Tomさん?」
Tom「あぁ…eddか、おはよう」
edd「Tomさん…すごい苦しそうで涙が溢れていましたけど…大丈夫ですか…?」
心配そうな目でこっちを見つめてくる。
Tom「ごめんごめん!…ちょっと、悪夢見ちまって」
Tom「じゃあ、今日は射撃訓練をしようか」
edd「分かりました!…」
to be continued……