テラーノベル
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止まない冷たい雨
濡れた夜を街は早足で掛けていく
雨なんて散々だと沈む僕を見て
皮肉なほど街は綺麗に輝いていた
雨粒が疲れきった体に染み込んだ
君は疲れ切っている街で踊るんだ
雨の日の夜そこに君は居た
僕は見とれていた
君ははしゃいで笑っていた
僕はもう雨なんてたくさんだった
君を見ていると
歳をとるまま忘れていた
雨の優しさを思い出す
そして雨を知っている君は溶けていく
置いていかないで欲しかった
くるんと回って1回転
飛沫をあげている君に
いつかの自由だった僕を重ねた
そして君は雨を待つ街に消えていった
またいつかの日かと
呟く声は届いているだろうか
雨に泣いた
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! どんな事があっても街は輝き続けます… だからこそ、 もう雨は嫌だと思っている語り手は その様子に嫌気が差すんでしょうね… そんな中でも踊る君の姿は とても綺麗なのでしょう… 語り手はそんな君に見惚れて ずっと君の踊りを見てたのでしょうね… ですが君は消えた… もう二度と会えないかもしれないですが 語り手が君と再会できる事を願います…