※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。
〈Case 7@月の引力〉
第二なかよし公園入口の車止めのポールに手をつき、息を整えながら園内に目をやった。
公園は夜間の利用は考えられていないため、街灯の間隔が広く、ぼんやりと道の輪郭が見える程度だった。
入り口の案内板によると、林に囲まれた一本道の先にスタジアムがあり、その周りがジョギングコースとなっているようだった。
他に遊具のある場所、グラウンド、芝生、噴水、市民プール――と公園は思った以上に広い。
もしかして、とSNSのホームズのアカウントにDMを送ったが既読はつかなかった。
「どこにいるんだよ……」
昼は活気のありそうな公園だが、時刻はそろそろ深夜に差し掛かる。
耳を澄ませ、人の気配――調を探しながら、スタジアムへ続く道を歩いた。
虫も鳴かない夜は静寂そのもので、もし*******
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