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しょーどー書きです
wrwrdさんで書かせて頂きます
コメントでの伏字にご協力お願いします
登場する人
main 橙さん
sub 紫さん
青さん
水さん
緑さん
黄さん
視点はだいたい紫さんです
完全捏造です
本人様には全く関係ありません
設定⤵︎ ︎
卓球がお題のストーリーです
全員卓球部
卓球の全国大会が舞台
トーナメント形式で決勝まで行っている設定
最近書いて無さすぎて言葉がおかしいですが
優しい目で見てください
誤字脱字などがあればコメントでご指摘して下さると有難いです
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地雷さんはさよなら
ハグなどの表現がありますが腐表現ではありません
それではどうぞ
紫side
カッ カッ
ピン球が台に当たる音が会場に響く
今日は卓球の全国大会の日
9:30に始まった大会は
すでに3:00になろうとしていた
2:35から始まった決勝戦
オーダーは
ファースト 緑
セカンド 青
ダブルス 水&黄
フォース 紫
ラスト 橙
で組まれた
ファーストとダブルスは勝った
だがセカンドとフォースが負けてしまった
だから
この決勝戦の勝敗は
橙)…ッ
ラストの彼に掛かっていた
~~~~~~~~~~~~~
あれから何十分経っただろう
体感は2時間
セット数は2-2
フルセット
5セット目が始まった
彼は決して弱いわけでは無い
でも相手が相手なのだ
相手は去年全国大会優勝した学校のリーグ戦
『1位』
橙はカットマン
対する相手は前陣速攻
ドライブもとても上手い
そう相性最悪なのだ
橙はカットを主流としているせいでスマッシュを自分から打ちにいくことが殆どない
守備の戦型だから彼は不利だ
その時
橙)あッ…!
玉が割れるそうなぐらい強いスマッシュ
相手に点が入る
9-10
卓球は11点先取
次、彼が点を取られた瞬間
こちらの負けが決まる
橙)…くッ
そして彼のもう1つの弱点は
スマッシュを返す事が出来ない
そう彼はカウンターが出来ないのだ
瓶底メガネの奥に見えるオレンジシトリンの瞳には涙が浮かんでいた
でもそれを彼は零さなかった
卓球は冷静さを欠くと負ける
彼は強い
それは言葉で表すことが出来ないほど
相手のサーブ
下回転のピン球
彼は丁寧にカットしていく
すると
紫)…ッ!
確かに相手が打ったのはドライブだ
でもその速さはスマッシュと変わらないぐらい
そしてさっき考えていたことが脳を反復する
『スマッシュを返すことが出来ない』
相手の方の台にピン球が当たる
そのまま相手の右腕の横を通り過ぎていった
脳が情報の処理に間に合ってない
点数を見る
10-10
デュース
彼は初めて
スマッシュをカットで返した
彼の目に光が灯る
会場が一気に盛り上がった
相手が明らかに動揺する
そりゃそうだ
いままで返ってこなかったピン球が
急に返ってきたのだから
橙のサーブ
彼が掛けた回転は
『横上』
彼はずっと『横下』を掛けてきた
よく見れば少しサーブを打つ時の腕が若干違う
でも相手は焦っていたのだろう
彼の動きを見ていなかった
きっと今までと同じ『横下』だと勘違いしたのだろう
ドライブをする
上回転がかかっている玉に更に上回転を掛けたせいだろう
ピン球は台を超えて地面に叩きつけられた
11-10
マッチポイント
デュースなのでサーブは1回交代
次は相手のサーブ
下回転に少しだけ横がかかっている
彼はしっかり見極めてカットする
相手がドライブする
すると彼は台から離れているはずなのに
気付けば
台の目の前にいた
そして自分には見えた
彼のラケットのスイートスポットが
的確にピン球を捉えた
12-10
試合終了
観客席から黄色い歓声が響く
挨拶を終える
彼は皆に抱きしめられていた
“ようやった”
“ナイスプレイ”
そんな言葉を掛けられていた
彼の瞳からは
さっきは流れなかった大粒の涙が溢れた