テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
5件
rbrさんが意識してるのが分かりやすい、それが良すぎる!! 照れrbかわい〜
うわぁ、好きだぁぁぁ!!!笑 めちゃくちゃ照れてるrbr彡も意外と平然sha彡解釈一致過ぎる…あぁ、尊い
⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が これから出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
―翌日・病室―
朝。
いつも通り、カーテン越しに光が差し込む。
コン、コン。
rbr「シャオロン、起きとる?」
sha「起きてる〜」
声が、いつもよりちょっと間延びしてた。
rbr「どした、眠いんか」
sha「んー……普通かな」
rbr「普通多いな最近」
sha「だって普通なんだもん」
ロボロは小さく笑いながら入ってくる。
rbr「体調は?」
sha「昨日と一緒」
rbr「じゃあ問題なしやな」
sha「雑じゃない?」
rbr「気のせい」
一瞬、間が空く。
sha「……なぁ」
rbr「ん?」
sha「俺らさ」
sha「昨日、あんなことあったのに」
rbr「“あんなこと”て」
sha「告白して、付き合って、キスして」
rbr「言うな」
sha「なのに今日さ」
sha「いつも通りすぎん?」
rbr「せやな」
sha「もっと気まずくなると思った」
rbr「俺もや」
sha「変わんなかったね」
rbr「変わらん方が楽やろ」
sha「……それはそう」
シャオロンは、少し考えてから笑う。
sha「俺ら、恋人向いてないんじゃない?」
rbr「なんでそうなる」
sha「だって全然ドキドキしてない」
rbr「それは嘘やろ」
sha「え、してる?」
rbr「しとるで」
sha「どこで?」
rbr「今」
sha「え?」
rbr「今、こうやって普通に話しとるとこ」
sha「まじか」
rbr「まじ」
二人で、同時に笑った。
sha「でもさ」
sha「このままでいいよね」
rbr「せやな」
ロボロは、立ち上がりながら言う。
rbr「ほな、また後で来るわ」
sha「はーい、担当医さん」
rbr「……恋人やけどな」
sha「今さら言う!?」
ロボロは小さく笑って、部屋を出ていった。
ロボロが出ていって、数分後。
コン、コン。
sha(またかな)
扉が開いて、看護師が顔を出した。
看護師「シャオロンくん、点滴の確認できたよ〜」
sha「はーい」
近づきながら、看護師が首をかしげる。
看護師「あれ? ロボロ先生は?」
sha「さっきまで居ましたよ」
看護師「最近、ほんとによく来てますよね」
sha「そうですか?」
看護師「え、気づいてないんですか?」
sha「……?」
看護師「ロボロ先生が担当してる他の患者さんより、滞在時間長いんですよ」
sha「へぇ〜」
自分では、全然そんなつもりはなかった。
いつも通り話して、いつも通り帰っていくだけなのに。
看護師「仲いいですね」
sha「……まぁ、仲はいいです」
ns「ふふ、そうですか」
意味ありげに笑われて、シャオロンは少しだけ視線を逸らした。
看護師が出ていって、病室はまた静かになる。
シャオロンは、天井をぼんやり見つめた。
sha(……仲、いい)
さっきの言葉が、遅れて胸に落ちてくる。
sha(恋人、だもんな)
昨日、告白されて、 返事して、 キスもして。
sha(……ちゃんと、してるはずなのに)
なのに、今は不思議なくらい落ち着いている。
ドキドキで眠れなくなるとか、 顔を合わせたら何も話せなくなるとか、 そういうのを想像してた。
sha(全然、普通や)
でも。
「また後で来るわ」
そう言って出ていった背中を思い出す。
sha(……また、来るって分かってるから、かな)
居なくならないって。
ちゃんと戻ってくるって。
そう思えるから、こんなに普通でいられるのかもしれない。
シャオロンは、小さく息を吐いた。
sha(……これ、安心してるってことかな)
それに気づいて、少しだけ照れくさくなる。
sha(恋人向いてないんじゃなくて……ただ、相手がロボロだからか)
そう思ったら、口元が緩んだ。
sha「……ばーか」
誰に言うでもなく、そう呟いて。
シャオロンは、目を閉じた。
ーロボロ視点ー
扉の前で、一瞬だけ足を止めていた。
(……あかん)
頬が、熱い。
そして、思わず口元を押さえた。
(あ〜、平常心保たな耐えられんわ、可愛すぎる)
そう思いながら俺は医局へ戻った。
ー医局ー
机に向かって、カルテを開く。
年齢、症状、検査結果。
いつもなら一目で頭に入るはずの文字が、今日は妙に滑る。
(……さっきの顔)
シャオロンの、ちょっと間の抜けた声。
笑った時の顔。
(あかんあかん)
ロボロは首を振って、ペンを持ち直す。
(仕事に集中せんと)
――心臓が、うるさい。
ドク、ドク、ドク、とやけに主張が強い。
告白したのは昨日。
付き合うって決めたのも昨日。
今日はただ、いつも通り話しただけやのに。
(……普通に話しただけ、やのに)
ペン先が止まる。
カルテの余白に、意味のない線が一本引かれていた。
看護師「……先生?」
看護師「……ロボロ先生」
rbr「なんや言いたいことあるなら早よ言え」
看護師「顔、めっちゃ緩んでますよ」
一瞬、思考が止まった。
rbr「は?」
看護師「口元。あと目」
看護師はくすっと笑う。
看護師「いいことありました?」
rbr「……別に」
即答したのに、否定の勢いが弱いのを自分で自覚してしまう。
看護師「ほんとですか〜?」
rbr「ほんまや」
そう言い切りながら、 胸の鼓動は全然収まらない。
看護師は何かを察したように、それ以上は突っ込まずに言った。
看護師「まぁ、仕事中にその顔はちょっと危ないですけどね」
rbr「……善処する」
看護師が去って、医局に静けさが戻る。
ロボロは椅子に深く座り直して、胸に手を当てた。
(……心臓、バクバクやん)
昨日までは、こんなことなかった。
(ほんまに、俺)
小さく息を吐く。
(恋人向いてへんの、俺の方かもしれんな)
そう思いながらも、口元は、緩んだままだった。
ーsha視点ー
午後の回診。
コン、コン。
rbr「入るでー」
sha「どーぞー」
ロボロが入ってくる。
白衣、聴診器、いつも通り。
――のはずなのに。
sha(……あれ)
rbr「調子どうや?」
sha「えーっと……普通」
rbr「また普通か」
sha「だって普通なんだもん」
いつもと同じやり取り。
なのに、何かが違う。
ロボロが近づいて、カルテを見る。
視線が、いつもより少し泳いでる。
sha(目、合わないな)
rbr「熱は……問題なし」
聴診器を当てられる。
rbr「深呼吸して」
sha「すー……はー……」
近い。
sha(近くない?)
いや、距離自体は昨日と同じはずだ。
でも、ロボロが一瞬だけ、息を止めたのが分かった。
sha「……ロボロ?」
rbr「ん?」
sha「今、呼吸止めた?」
rbr「止めてない」
即答。
でも早い。早すぎる。
sha「ふーん」
シャオロンはじっと顔を見る。
sha(なんか……)
rbr「……なんや」
sha「今日のロボロちょっと変じゃない?」
一瞬、空気が止まった。
rbr「……は?」
sha「いや、なんかさ」
sha「落ち着きないし、目合わないし」
sha「声も微妙に上ずってる」
rbr「気のせいや」
sha「ほんまに?」
rbr「ほんまや」
そう言いながら、ロボロはシャオロンから半歩、距離を取った。
sha(今、離れた)
sha「……ねぇ」
rbr「なんや」
sha「俺、なんかした?」
rbr「してない」
sha「じゃあなんで?」
ロボロは一瞬、言葉に詰まる。
rbr「……その」
sha「その?」
rbr「……」
視線が逸れる。
sha(あ、確信)
sha「もしかしてさ」
sha「俺のこと、意識してる?」
ロボロが、ぴたりと動きを止めた。
rbr「……なんでそうなる」
sha「だってさ」
sha「昨日まで、こんなんじゃなかった」
sha「今日だけ明らかにおかしい」
沈黙。
ロボロは、観念したみたいに小さく息を吐く。
rbr「……お前が、平然としすぎなんや」
シャオロンは一瞬きょとんとして、それから、ゆっくり笑った。
sha「なにそれ」
sha「ロボロ可愛い〜」
rbr「言うな」
耳まで赤い。
sha「……まぁ、いっか」
rbr「何がや」
sha「恋人だもんね」
その一言で、ロボロは完全に固まった。
rbr「……用は終わりや」
ロボロはそう言って病室を出ようとした。
だが、何かを思い出したように一度立ち止まり、
rbr「…またな、シャオロン」
とだけ言って出ていった。
また来るんだとわかって嬉しかった。
ー看護師視点ー
正直に言うと、今日のロボロ先生はだいぶおかしい。
・回診が長い
・病室から出てこない
・出てきたと思ったら顔が赤い
・医局戻っても少し口元が緩んでる
看護師A「……ねぇ」
看護師B「うん」
看護師A「今日のロボロ先生、変だよね」
看護師B「恋ですかね」
看護師A「恋ですね」
確信になった。
ー夜/医師用宿舎 ロボロ視点ー
ベッドに横になっても、眠れない。
(……あの言い方)
「恋人だもんね」
軽かった。
本当に、いつも通りみたいに。
なのに……。
(あんなん、反則やろ)
天井を見つめたまま、ロボロは片腕で目を覆う。
(昼間、あんな顔して)
(平然として)
(俺だけ動揺して)
心臓が、またうるさくなる。
(……ほんまに、俺だけ好きみたいやん)
そう思って、でも次の瞬間、首を振る。
(ちゃう)
(あいつは、安心しとるだけや)
「また来る」って言葉を、 疑いもせんで受け取る顔。
(……信じられてる)
それが嬉しくて、ロボロは、小さく笑った。
(あかん)
(これは、完全に惚れてる)
スマホを取って、メッセージ画面を開く。
何か送ろうとして、やめる。
(……明日でいっか)
そう決めて、胸に残る熱を抱えたまま、目を閉じた。