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深澤Side
次の日。
俺の生活は、いきなり変わった。
昼休み、屋上。
呼び出したのは——岩本。
💛「まず、その細い体どうにかしろ」
💜「は?」
💛「腕立て50回。今ここで」
💜「はぁ!?ふざけっ…」
💛「言うこと聞けないの?」
💛「これは躾が必要かな?」
一歩、近づき、俺の頬に触れる。
怒鳴らない。
ただ、目が笑っていない。
💜(やば……こいつ本気だ)
逃げ場がない。
💛「ほら」
💜「……っ」
地面に手をつく。
1、2、3——
20を超えたあたりで腕が震える。
💜「50……はぁ、はぁ……」
倒れ込む。
💛「よくできました」
さらっと言う。
💜「くそっ!!」
💛「あー疲れた」
💜「お前は何もしてねぇだろ!?」
💛「いちご牛乳」
💜「……は?」
💛「買ってこい」
💜「……チッ」
立ち上がる。
悔しいのに。
逆らえない。
💜(何されるかわかんねぇし)
⸻
岩本Side
💛(素直に従うんだ)
💛(意外と扱いやすいな)
あいつの強がりは、表面だけ。
💛(あの、苦しそうな顔…堪らない)
💛(俺を陥れようとした罰だ)
でも——
💛(俺も大概性格悪いな)
深澤が睨んでくる。
💜「仲間呼んで仕返ししてやるからな」
💛「やれるもんならやってみろ」
目を逸らさない。
💛(その反抗的な目)
💛(あー、楽しい)
⸻
数日後。
異変が起きた。
深澤の取り巻きだったやつらが——
「岩本兄貴!」
「今日の筋トレなんすか!」
💜「はあああ!?」
💜「何しやがった!?」
岩本は平然と答える。
💛「ちょっと話しただけ」
💜「何者なんだよ……」
💜(ちょっとからかうつもりだっただけなのに)
深澤の日常が、
少しずつ奪われていく。
——つづく。