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第34話 変化の連鎖
彰人が冬花の様子に違和感を持つようになって、数日が経過した。
「お昼出てきます」
「ああ」
彰人に声をかけてきた冬花は笑顔だったが――苦手意識を持っていた頃に良く見た、あの「貼りつけたような」笑顔だった。
(……どうしたものか)
パソコンの画面に目を落としつつ、キーボードを叩く指の動きが止まる。
(本人にいきなり「どうした」と聞くわけにもいかないしな……)
数秒考え込んだ彰人だったが。
(……今俺が考えても仕方ない。少なくとも、今目の前のことに区切りをつけてからだ)
意識を切り替え、再びキーボードを叩き始めるのだった。
それから数十分後、自分の作業に区切りをつけた彰人は、休憩がてら廊下に出た。
(今日は昼を食べに行く気分じゃないな……適当に買って席で食うか)
そんなことを思いながら歩いていると。
「あ、山城さん。お疲れ様です」
「……*****
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