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ども、主です。それでは本編どうぞ!


ー💜side

俺は、99回転生を終えた。どうしてこんなにも人生が儚く思えるのだろうと感じてしまうほど、俺は最後の転生をしようとしていた。どの世界にも、🧡くんは存在しなかった。どこにも🧡くんは存在していることなんてなくて、俺はキツネと2人ぼっちで、ずっと、ずっと探し続けていた。それでも、橙色の彼が、俺の視界に入ることはなかった。


キツネ「お主、もう諦めたらどうじゃ?妾はもう飽きたぞ。」


💜「そうだね。俺も飽きてきた。でも、🧡くんは諦めないよ。」


キツネ「お主は諦めが悪いのぉ〜。面倒くさい。」


キツネは原っぱに転がって、ポリポリと頭を掻いている。俺だって嫌だよ。自分の人生を削ってまで、こんなことするの。でもね、それ以上に会いたいんだ。愛しい彼に、🧡くんに。だから諦めたくないだけ。


キツネ「、、、ま、誰かのために人生を注げるようなニンゲンは、立派なニンゲンだと、斑様が仰っていた時があったぞ。」


キツネは斑様の話をするたびに、いつも以上に目の色が鮮やかに、綺麗に輝く。そんなに尊敬する死神なのだろうか。聞いている限り、死神なのに、死神じゃないような人格の方なんだっていうのだけは分かる。


💜「ねぇ、斑様ってさ、🧡くんみたいな人なの?」


キツネ「、、、ま、そうかもしれへんな。」


💜「、、、また、俺は、、、🧡くんに、、、会えると思う?」


キツネ「ッ、、、。」


💜「、、、でもね、死神様にもあるものを、俺たちは持ってるんだよ。」


そう言って、俺はキツネの心臓があると思われる部分を指差した。


💜「、、、『欲望』。誰にだって、独り占めしたいものぐらいあるよ。それが、たとえ死神だろうと、俺みたいな一般人だろうと。別に、危ない意味で好きってわけじゃない。助けられたし、助けたこともある人。俺にとって、俺の命より大事な人。だから、助けてあげたい。一人ぼっちは、、、寂しいでしょ?」


キツネ「、、、。」


俺はキツネに触れた。生暖かいようで、冷たい。彼の手もそうだった。温かい。でもその裏に、俺に何かを隠しているかのように冷たくなっている手。キツネも、きっと俺に隠している何かがあるんだろう。


💜「何か、隠し事でもしてるの?」


キツネ「しっ、、、しとらん!妾が物事を隠すように見えるか!」


💜「うん、バッチリ。君が、斑様に愛されたいように、俺も、🧡くんにもう一度会いたいんだ。君は知ってるんでしょ?🧡くんがどこに居るのか。🧡くんが今、何をしているのか。」


キツネ「、、、ははっ、そなたはやはりバケモノかな?妾を上回るとは、、、な。」


キツネは諦めたように今まで見た中で1番大きなため息をついた。でも、教える気はないらしく、それっきり何も言わなかった。また、俺とキツネの間に沈黙が流れる。


キツネ「、、、妾は別に、斑様に愛されたいとは思わない。」


💜「、、、え?」


キツネ「妾は、誰かに認められたかった。ただ、それだけで、斑様という頂点に尻尾を振ってすり寄る、端くれにすぎない。斑様は、妾を認めてくださった。妾のことを、仲間と思ってくれた。それが、、、妾には何よりの生きがいだった。ニンゲンもそうじゃ。ニンゲンは、底を知らない。計り知れない承認欲求で満たされた、醜い生き物。でも、心が綺麗に輝いている者もおる。、、、お主のように。」


💜「、、、やっぱり君、死神っぽくないや。」


キツネ「ははっ、今回は褒め言葉として受け取ろうぞ。」


💜「、、、次会えなかったら、終わりなんだよね。」


キツネ「、、、そうじゃ。、、、転生、それでもするか?」


💜「うん!言ったでしょ?諦める気はないって。」


キツネ「忘れとったな。、、、それじゃ、最後の人生、楽しめよ。」







__チリン。__












キツネ「、、、妾は知らないからな。」


はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくお願いします!それじゃ、おつてぬ〜

101回目の人生で、君とキスをしたい。

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