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2件
あのほんと好きです😭💞 何もかも好きです😔💗
クラスメイトの声が頭に響く。
黄
もともとクラスに話せる人は少ない。
賑やかな教室に挨拶する。
いつも6組にいるからか。
思い出したらまた悲しくなった。
いつも頭にあったのは赤のこと。
桃
黄
そのとき、
入学してから数える程しか
話したことのない
桃くんが挨拶を返してくれた。
普通だと言わんばかりに
そのまま席につく。
僕よりも人と話すところを見ない。
そんな人だったはず。
なのに、どうして。
僕に挨拶を返したんだろう?
黄
桃
黄
桃
黄
桃
桃
黄
桃
桃
赤
桃くんで気を紛らわしちゃ駄目だ。
青
青
青
赤
赤
赤
青
恋と言えば恋だよね。
告白されたんだし。
青
赤
赤
青
もしかして黄くんか?
先越されたぁぁあ!!!
青
赤
赤
赤
青
だから朝クラスに来なかったのか。
赤
青
青
赤
青
赤
青
赤
赤
赤
青
青
青
赤
青
赤
それから2時間一言も
言葉を交わさず
ただひたすらに描き続けた。
俺はキャンパスに鉛筆で
青ちゃんは水性絵の具で何度も重ねて
赤
青
青ちゃんは集中していて気が付かない。
青ちゃんの区切りが着くまで
クロッキー帳になにか描こうと思った。
その後すぐに手が動いた。
あたりも適当。
ラフもない。
でも、すらすらと描いた。
出来上がったのは
あの日の
木の上に寝そべる桃くんだった。
あの日の桜。
青
青
赤
素早くクロッキー帳を閉じた。
青
赤
僕の心の中。
嫉妬と独占欲があるのに
赤くんの鮮やかな光に照らされて
汚い感情は焼き尽くされるみたい。
僕には寂しく感じるんだけど
君は綺麗だと思うんだね。
ただの綺麗な光、か。
青
赤
赤
青
青
赤
青
青
青
赤
青
青
赤
そう言って君は走った。
いつも僕の目の前にいる君は
すぐに他の誰かの元へと
飛んでいってしまう。
黄
赤が見当たらない。
もしかして部活に行っているのか。
もう帰ってしまったのか。
赤
もう帰っちゃったかな?
黄
青
黄
青
青
青
黄
黄
赤
まだ教室に残ってる人が意外といて
どよめきが起こった。
桃
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
桃
お前たちは離れるべきじゃない。
赤のためにも。
黄
赤
赤
黄
赤
赤
赤
黄
黄
黄
赤
黄
赤
黄
黄
黄
赤
赤
赤
赤
赤
赤
黄
赤
赤
赤
赤
黄
黄
赤
黄
赤
黄
赤
黄
黄
黄
赤
黄
黄
赤
赤
君と恋は出来なくても。
君とずっと
友達でありたい。