主
【あらすじ?】
明日は待ちに待った「みにかわ」の大イベントの日!
そのイベント会場はここから少し遠いので、近くのホテルに今日は3人で泊まって、明日朝イチでイベント会場に向かうことにしている。
しかし学校が終わった後に行くと、ホテルのチェックインまで3時間もある。
そのため、時間潰しも兼ねてプリに寄り道をした雫と凛、麻緒の3人。
プリの行列は長く、1時間ほど待つことになった。
そのため、撮り終わった後のあたりは暗く、夜の世界になってしまっていた。
3人は制服のままだったので、暗い夜の街を歩こうとしたところ、黒いフードを被った一人の男に襲われそうになる。
その時、一人の男性に助けられる。
助けてくれた男性はいかにも不良という格好で、3人は少し恐怖を覚える。
しかし、その顔のイケメンさと言葉から、警戒心をなくす。
ホテルはここから歩いて1時間かかる。
今から行けば、ホテルのチェックインの1時間前に着くので、今行って、そこで1時間3人でおしゃべりをしてチェックインを待つ、という予定を3人は立てた。
しかし、もうこの街は暗く、さっきみたいに襲われたらイベントに行けないだけでなく、誘拐、ということにもなってしまう。そうなってしまったら自分たちの身が危険だ。
…そう、彼は3人が考えたことを察し、ホテルまで送ることにする。
だって、先ほど近くで起こった大事故に多くのタクシーやバスなど公共交通機関が巻き込まれたうえ、ここは電車がホテルまで通っていない。だからホテルまで歩くという手段しかないのだ。
彼は司馬仁、と名乗った。
格好も顔も口調も全てがネットでの情報と同じだったので、名前を偽っていない、と3人は思った。
歩く途中での彼の話の中には、「事件の途中に犯人を追いかけていたら背後からのもう一人の犯人の存在に気が付かず、後ろから押されてしまい、目の前にあった過去に戻るボタンを押してしまった。で、気がついたらここにいた」というのがあった。どうやらこの街は未来でも犯罪が多いようで、後のTOKYOCITYのようだ。
彼は「この街をこの時間に歩く時は不良っぽい服装をしないとやられるぞ。なかったら俺のを貸してやるが、とにかく不良っぽくなる服装に着替えてこい」と言った。
私たち3人の家はここからとても近くにあり、3人の家も隣同士だ。
そのため彼を含めた四人で家に向かい、3人が家の中で着替えている時は家の外で彼が犯罪が起こらないか見張ることにした。
…
下の絵は3人が家から出てきた後、彼を含む四人で街を歩いている様子である。