目的地についたのか ピタリと3人は立ち止まった
足を止めた先には半壊した家があった
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家の所々にはツタが伸びていて とてもじゃないが入れる 状態ではなかった
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そう言ってゆっくりと私を下ろした
下ろされた所は石の上で とても冷たかった
リア
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流れるように謝ったと思ったら バサッと音を立てローブを脱ぎ 石の上に敷くとポンポンと叩いた
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申し訳ないと頭の片隅で思いながら 渋々ローブの上に座らせてもらった
生地は薄いが意外と サラサラしていて暖かった
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リア
こくりと頷く
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そう言ってどこから出したのか 救急箱を手に持ち蓋をパカッと開けた
???
「俺今両手塞がってるからー」っと 包帯や消毒液を取り出しながら言った
リア
既に質問したいことが 山ほどあったから ペンを取り出し紙を構える
下を向いて内容を書いているにも 関わらず男は器用に頭に包帯を ぐるりと巻いて固定していく
流石に1個1個書いて見せてを 繰り返すのは面倒なので 書いてちぎって紙を用意する
???
どうやら男は手を動かしながら 私の動きを目で追っていたらしい …本当に器用な人だ
リア
そう思っているうちに全て書き終わり 声にならないため息をついた
リア
私はゆっくり上を向くと 男は頭から手を離した
???
???
こくっと頷く
紙を書いている途中から頭の 包帯が結ばれ終わったにも関わらず 「終わり」とは言わなかった
…きっと彼は私が終わるのを 見ていたのだろう
リア
試しに目で「私は気づいていた」と じっと見て訴えかけてみる
???
数秒見つめ合ったあと彼はそう言った
一瞬瞳が揺らいだように見えたのは 気のせいだろうか…?
真剣な顔で私の書いた質問用紙を 一通り見たあと紙から目を離し 微笑み私を見た
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???
???
エアル
私はギョッとした まさか女性だったとは…
エアル
呆れたり怒ったりすることは無く 予想が当たって 喜んでいるような顔をしていた
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
リア
エアル
エアル
エアル
彼は少し乱暴な手つきで私の頭を ぐしゃぐしゃと撫でた
エアル
撫でられボサボサになった髪を 手ぐしで優しく解いてくれた
エアル
エアル
エアル
エアル
そう言って彼は自分の顔に貼っている ガーゼを手でゆっくりと剥がした
リア
私は驚愕した
エアル
彼の頬には血は止まってるが 刃物で切られたような跡が くっきりと残っていた
そんな跡を軽く撫でながら彼は話す
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
リア
エアル
エアル
エアル
彼は苦笑していた
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
エアル
優しい手つきで頭を撫でる
エアル
コメント
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名字一緒…? 凄いシーンにあった背景だ