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Lulu
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#学園
要 九十九
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私の名前は山田ミユキ
ごくごく平凡な美容師 (31)
料理が好き
食べることはもっと好き
そして今は…
ミユキ
ミユキ
現在、夕方の五時頃
時間休を取ってお休み中
…なのだが
休んでいる最中にも仕事の事ばかり
余裕が出来ると、 更に嫌な事を思い出してしまう
案外 みんなも似たようなものじゃないか
ミユキ
バタバタとベッドの上で暴れる
一人暮らし、静か
不思議な事に、 木製の部屋でも声が響いて聞こえる
────キュルルル…
ミユキ
ミユキ
数秒、数十秒……
ミユキ
ガバリと顔を上げる
ミユキ
結局、重たい腰を上げて 行きつけのスーパーに来たけど…
何を作ろうかな?
残高は2000円まで…
ミユキ
ミユキ
小さな独り言は、 店内のBGMにかき消されていく
周りを見渡すと、色々な風景が見られる
夫婦で夜御飯を考えている様子
小さな子が親に菓子をねだる姿
夕方のスーパーは、
人の家庭に自分も入れたような気がする
この時間は嫌いじゃない
ミユキ
思わず顔が綻んでしまう
傍から見れば 不審な事この上ないだろうが
ミユキ
ミユキ
ミユキ
## 豚バラ肉と長ネギの旨塩檸レモン焼き
ミユキ
ミユキ
トスッ 雑に荷物を下ろす
ミユキ
ミユキ
ミユキ
腕を捲り、入念に手を洗う
基本中の基本
料理をする前、必ず手を綺麗にする
ミユキ
何の宣言なのやら 自分でも分からないが
まずは、買ってきた材料を用意する
## 材料 豚バラ肉 (薄切り、ブロックでも可) ︰200g 長ネギ ︰一本 ニンニク ︰一欠片 (みじん切り) レモン汁 ︰小さじ一 黒胡椒 ︰お好みで (※ 私的には多めがオススメ!)
## 調味料 鶏がらスープの素 ︰小さじ一 ごま油 ︰大さじ一 醤油 ︰小さじ½ (隠し味!) 水 ︰大さじ一
ミユキ
携帯を壁に立てかけると、 レシピ画面を映し出す
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
リズミカルに肉を切っていく
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ブチッ
肉が破れてしまう
ミユキ
ミユキ
苦笑を浮かべながらも、肉を切り続ける
ミユキ
暗くなったスマホの画面をタップし、 レシピを見つめる
ミユキ
ミユキ
長ネギ… 結構好みに賛否両論が別れる気がする
あの独特な辛さが苦手! …と、言う人も結構いる
個人的には大好きだけどね
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ゴッ!
ドスッ
ミユキ
ミユキ
腕がぶつかり、包丁が床に落ちる
危ない
本当に危ない
包丁や割れ物は、 もう少し奥に置いておく必要がある…
それに気が付かない程、 私はアホではない……はず
ミユキ
心臓がドッコンドッコンとなっている
まるで祭りの和太鼓
死ぬかと思った
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
そして数分が経った頃
…目が死んでいる
微動だにしない
地蔵が憑依したのか
ミユキ
ミユキ
カチッ!
慌てて弱火にする
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ジューッ!
水を入れた瞬間 先程のごま油と混ざり、 炒める音が強くなる
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ガリガリ…ガリガリ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
ミユキ
冷凍庫を開け、缶ビールを取り出す
やっぱり、これは欠かせないよね
ミユキ
カシュッ!
弾けたプルタブの音が耳に反響する
椅子に座ると ミユキは笑顔で手を合わせる
ミユキ
疲れは料理を楽しむ為に必要な薬
最高すぎる…
これだから止められない!
コメント
9件
いや私より文才能力あるって🙂🙂
読了しました。ミユキさんの「仕事に行きたくない」から始まって、スーパーで豚バラを見つけて料理に入り込んでいく流れがとても自然で、日常の空気感が丁寧に描かれていました。特に包丁を落とすヒヤッとした場面と、その後の「気を取り直して」の切り替え方に共感。結果的にビールで締める満足感が伝わってくる、いいエピソードでした。料理工程の細かさも、レシピとして参考になりますね。