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彩葉
日野田里美
逢沢優亜
私を制したのは里ちゃんだった。
私の前の席に回り込むと、里ちゃんは険しい表情を浮かべた。
日野田里美
逢沢優亜
日野田里美
逢沢優亜
日野田里美
逢沢優亜
日野田里美
里ちゃんの言葉に言い返すことができない。
里ちゃんの言葉が的を射ていたから。
逢沢優亜
柴村さんは今もなお3人に囲まれて顔を歪めている。
日野田里美
里ちゃんは私の肩をポンッと叩くと、優しく微笑んで柴村さん達の元へ向かった。
里ちゃん、大丈夫かな……。
心配している私とは裏腹に、里ちゃんは身振り手振りで何かを綾香に伝えている。
少しすると、綾香の顔がパッと明るくなった。
柴村さんの前髪から手を離して里ちゃんとにこやかに言葉を交わしている。
その様子をつまらなそうな表情で聞いているマミとみやび。
柴村さんはその隙にスッと立ち上がり、教室から出て行った。
逢沢優亜
安堵のため息が出る。
しばらくして戻ってきた里ちゃんは私の前にやってくるとニッと笑って親指を立てた。
逢沢優亜
コソッと里ちゃんに尋ねる。
里ちゃんは声をひそめながらも得意げになって答えた。
日野田里美
逢沢優亜
日野田里美
ぺろっと舌を出していたずらっ子っぽい笑みを浮かべる里ちゃん。
逢沢優亜
日野田里美
逢沢優亜
日野田里美
逢沢優亜
里ちゃんの言葉に大きく頷いて同意する。
これでしばらく柴村さんから気が逸れるといいんだけど。
私は心の中で願わずにはいられなかった。