一次創作オリ集

ちょいグロ

私とリリは昔、

まだ、天帝候補になる前、聖帝都にいた頃

女神と魔神のハーフ

という、この時にとっては本来あってはならない、そんな産まれだったので

迫害、軽蔑されていました。

殴る、蹴られるは日常的で

……酷い時は、爪をとられたり、骨が折れるまでいっぱい叩かれた。

…ずっとずっと、辛かった

でも、泣いたら怒られるから。泣けなくて

地べたを這いずって

泥水をすすって

毎日、そんな生活をしていた。

迫害されて、軽蔑されて

奴隷のように扱われて…。

私たちの心は限界を迎えかけていた。

…そして、ついに

ある日

"事件"が起こった。

私より先に、リリは限界を迎えていたのか

ついに反抗し、そのまま見張りの人を…

◯してしまった。

そして私たちは

逃げ出した

逃げてから数日

もちろん食事の確保なんてしたことなかったから

何度も飢えﾀﾋにかけた

…その結果、食事を無事に確保できるようになった数年後までは

きっと、私も、リリも

お互いに狂っていたんだろう

私は…リリは…

……同族を、

生きるために…。

食べてしまった＿.

始めて食べた、お肉の味は

口の中に血が広がって

とてもとても…不味かった。

…でも、生きるためには、こうするしかなかった。

…それをしたリリもリリだけど、止めなかった私も私だ

この時は、ただひたすらに生きることに必死だった。

なんでもいい、食べられるなら

だから、何でも食べた

…何度も戻したけど

でも、食べた

生きるために

それから数年、転機が訪れた

私たちは、この当時の天帝陛下に拾われた

その後、私たちは別々に引き取られた

お互いに、"素質"があったらしい

私は、前天帝様に、リリと離れたくないと言った

そしたら、また会える、と言われた

だから、それを信じて前天帝様についていった。

事実、本当にその後会えた

…その後、私は天帝になるためにありとあらゆることを勉強した

初めは、意味がわからなくて、

一度、逃げ出した。

数年間の、家出

でも、私はそこで世界を見た

そして、決意した。

天帝になれば、守れなかったものも守れるようになるって

だから、必死に努力した。

……

それが、私の過去

同族喰らいのことは、未だに話せてない

…いつかは、話す

今は、幸せを噛み締めていたいから

End