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泣きながら歌う 君の歌声が夜空に響いた

愁斗

ん、ゲホゲホ

ゲホゲホ

英寿

ん?愁斗起きたのかな?

コンコン

ガチャ

英寿

愁斗?起きた?

愁斗

う、うん(ゲホゲホ

英寿

大丈夫?風邪?

愁斗

わ、ゲホ 分からない(ゲホゲホ

英寿

大丈夫?
少し熱を測ってみよう?(サスサス

愁斗

う、うん…(ゲホゲホ

ピピピ

英寿

何℃?

愁斗

36.5℃(ゲホゲホ

英寿

熱はないのか…(ポリポリ

英寿

どこか痛いところはない?

愁斗

…(ゲホゲホハァハァ

英寿

だ、大丈夫か!?(サスサス

愁斗

ゲホゲホハァハァ…

愁斗

い、息、く、苦しい…(ハァハァ

英寿

大丈夫か?病院行こうか?(汗

愁斗

う、うん…ハァハァ

愁斗

ハァハァハァハァ…ゲホゲホ

英寿

大丈夫?(サスサス

愁斗

う…ハァハァゲホゲホ

どうしたんだろ…愁斗… 今まではこんな事無かったのに、

俺は不安で不安でたまらなかった

愁斗

ハァハァ…ひ…ひで…

英寿

どうした!?

愁斗

肺…肺…い、いだい…(泣

英寿

は、肺!?(サスサス

愁斗は泣きながら俺に 肺が痛いと伝えてきた

もしかしたら、肺になにか 病気を持っているのかもしれない そう思った。

病院につき、受付の人に 呼ばれるのを待っていた

愁斗

ハァハァ…ひで…まだ?ハァハァ

英寿

ごめんな、もう少しだから…(サスサス

俺は、愁斗に謝ることしか 出来なかった…

愁斗

ハァハァ…ゲホゲホ

英寿

サスサス

森さん 診察室までお入りください

英寿

あ、呼ばれたよ

愁斗

ハァハァ…ゲホゲホ

医者

中に入ると先生は 深刻な顔をして待っていた

英寿

愁斗

ゲホゲホ

沈黙が続き、愁斗の咳が響きわたる

医者

森さん、少し検査をしましょう

愁斗

ゲホゲホ…はい

医者

お兄様は外で待っていてください

英寿

分かりました

俺は、先生に言われた通り 病室の廊下で座って待った

あの時、深刻な顔をしている 先生の、顔が今も浮かび上がってくる

不安で、仕方がない… もし、愁斗が病気を持っていたら、 と思うと、もっと不安になる…

数分後

医者

トコトコ

先生が病室から出てきた でも、愁斗の姿は無かった

医者

愁斗さんの、お兄様で、
間違えないですか?

英寿

はい(ゴクリ

唾を飲み込み、覚悟をした

医者

検査の結果、愁斗さんわ

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