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モノクロの世界に色彩を

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モノクロの世界に色彩を

第33話 - ep*33

592

2025年04月18日

#日常組

#sn

#sngm

#カフェの喫茶店

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tr

はい、私の話は
終わりです。

kr

....その子は、居なくなった
訳じゃないんだね。

kr

良かった...。

pn

....。

pn

次、良い、ですか...？

tr

ゆっくり、な。

pn

うん。

pn

先に行って置く事が
あるんだけど、

pn

俺は3人いるんだ。

pn

俺とあと2人の俺がいる。

pn

....言われても
分からないと思う。

pn

だから、今から
説明するね。

pn

....。

pn

俺は小さい頃から
嫌がらせにあってた。

pn

別に悪い事を
した訳じゃない。

pn

ただ、上の人達の玩具に
最適だったのが、

pn

俺だった、
それだけなんだ。

pn

それだけだった...
はずなんだよ。

pn

学年が上がるにつれて
それはエスカレート
して行った。

pn

拳を使われたり...口では
言えないけど様々。

pn

本当に苦しくて辛くて、

pn

消えようとした
時もあった。

pn

そんな時、俺の中に
もう2人の俺が現れた。

pn

俺を守るために
必死になってくれた。

pn

そんな人に出会った事
なんてなかったから

pn

心の底から嬉しかった。

pn

今も俺の中で皆を、
俺を見守ってくれてる。

pn

これが、俺が3人いる
って言った意味。

pn

...俺は、

pn

『解離性同一性障害の
　非憑依型』

pn

なんだ。

pn

簡単に言えば
多重人格者って所。

pn

でも表で人格が
変わることは無くて、

pn

ずっと中にいるって
違いがある。

pn

俺はいつも
2人の声が聞こえる。

pn

偶に、他の人にも
聞こえる事があるみたい。

pn

他の人にも聞こえるのは
あの先生でも
不思議らしくて

pn

前例もなくて
解明してないんだって。

tr

....あの時、
聞こえた声はやっぱり。

pn

tr聞いたんだ。

tr

あぁ、pnが
テンパってる時にな。

pn

...その節はありがとう。

pn

そして、もう1つ。

pn

trが言った、
テンパった正体...

pn

それは、

pn

『美人恐怖症』

pn

昔、一軍...って
いうのもあれだけど、

pn

そうゆう女の子達に
色々されて、

pn

それがトラウマで、
みたいな。

pn

体が無意識に
反応してしまうんだ。

pn

俺の秘密はこの2つ。

pn

以上。

sn

....。

きっと言うまでに色んな葛藤があったのだろう

彼らの顔がそう言っている

誰かの言葉に行動に背中を押されて話している

彼らの目には決意が芽生えているから

じゃあ、僕は...？

僕だけ聞いて逃げるのか？

そんなの、不公平だ

でももし嫌われたら？

気持ち悪いって突き放されたら？

みんな同じなんだ

sn

....、

sn

....僕も、

sn

話してもいいですか...？

pn

！

kr

！

tr

！

sn

僕の事、を。