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悪い子

悪い子

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1

悪い子

♥

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2021年09月02日

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不思議なやつ書く

テスト近くなってきたし投稿頻度 落ちるかもです

ななジェル

どぞ

𝑁.

...ふぅ〜...

なんか

寝れなくて

気づけば

今日は外に出ていなかったので

散歩がてらに

澄んだ空気を吸いに来た

外は

思ったよりも寒くて

𝑁.

...夏も終わりかぁ〜...

寂しいような

嬉しいような

肺を刺す

冷たい空気は

ちょっと痛くて

ちょっと気持ちい

鼻歌交じりに

子供のように

なにも考えずに歩き回る

近くにベンチを見つけて

そこに座る

𝑁.

たーたたー
たたたーたー

どこかで聞いたことはあるのに

名前がわからない曲を

口ずさむ

口の中が少し乾いて

喉に血の味が香る

1年は早くて

1日は長い

なんて不都合な設定

空に上にいるとかいう

神様に向かって呟く

𝑁.

ばーか

𝑁.

能無し〜!

𝑁.

詐欺師!

𝑁.

変態!

𝑁.

サイコパース!

自分でもけらけら笑いながら

独り言のように文句を言う

𝐽.

ばーん

聞きなれた声が横から聞こえる

𝐽.

ってのはうそぴょんで

𝑁.

ぴょんぴょん!

𝑁.

うさぎ!

𝐽.

なんでそんなに
笑っとんやw

𝑁.

今ね、
愚痴ってたとこなの!

𝐽.

にしては、笑っとるけどw

𝑁.

いーのいーの!

銃の形にしていた手を

ポケットにつっこむ彼

𝐽.

隣、座るで?

𝑁.

ごうまーん!

𝑁.

効率主義者!

完全にスルーする俺を見て

やれやれ、といったように

ため息が流れてくる

𝑁.

心狭い!

𝑁.

きもい!

𝑁.

知ったかぶり!

𝐽.

...なんか、俺の悪口
言われてる気がしてきた...

呟いた言葉を

聞き逃しはしない

𝑁.

え〜?

𝑁.

なんて〜?

𝐽.

いやいや...

隣の彼に

ずいっ、と顔を近づける

𝑁.

ジェルくんの悪口?

𝐽.

ちょ、近い近い

𝑁.

言うわけないじゃーんっ!

𝑁.

確かにちょっと
きもいけどさ!

𝐽.

それ悪口やろがw

𝑁.

あ、信頼してないな〜っ!

更に顔を近づける

𝐽.

だから近いってw

𝑁.

近くてなにが悪いっ!

𝐽.

悪くはないけどさぁ〜?

𝑁.

わがままなジェルくんは
知りません!

𝑁.

そんな子に育てた
覚えはないわっ!

𝐽.

おかんかw

𝑁.

お母さんじゃないよ!

頬に空気を入れながら

暗闇で彼の手を探す

𝐽.

はいはいw

見つけた彼の手を

寒くて感覚がなくなってきた手で掴む

手を引っ張って

𝐽.

なーくん、酔っと─

唇を食べる

𝐽.

...っは...っ...///

𝑁.

んふふ〜

𝑁.

悪い子のお口には
チャックです!

𝐽.

ちょ、なーくん!?///

𝑁.

んへ〜...

役目を果たしたロボットみたいに

急に眠気が襲ってきて

𝐽.

やっぱ酔っとる──

彼の肩にもたれて

目を閉じた

𝐽.

...て、寝たし...

𝐽.

...ったく...

𝐽.

...こんな時間に
1人で外行かんでや...

𝐽.

...悪い子は
なーくんやからなぁ...

唇は

お酒よりも甘かったです

はい謎〜

いや、酔ってる時って どんな気持ちなんだろ

お酒、飲んでみたいね

実はジェルくんも 少し酔ってたんだとか...

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