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夏休み前日

夏菜

はぁ…進路選択ももうすぐ…か。私はどうすればいいと思う…?

夏菜

今高3だから…あと1年半で卒業でしょ…。早いよね。

夏菜

まだ大学に行くか、就職するかも決まってないし…。
大学に行くにしても今じゃもう遅いかも。

夏菜

う〜〜ん

茉優

適当に決めたらいいんじゃない?なっちゃん。

夏菜

茉優(まゆ)…

茉優

適当に決めても案外上手くいくもんだよ?私のお母さんがそうだし。

夏菜

でも、でも…後悔したくないんだ。
一度の決定で全てが決まるようなもんだし。

茉優

そうだけどさ〜そんなふうにうじうじ悩んでたら何時までたっても決まらないよ?

夏菜

うっ…!!

夏菜

た…確かに

茉優

まあ、あくまで私がだしたのは提案だからさ、夏菜の好きなようにしなよ。

夏菜

分かった。ありがとう…茉優。

夏菜

(夏休みも前日。夏休みの間に私は進路を決めようと思う。)

夏菜

(でも進路が決定して上手くいく予感は微塵もしない。)

夏菜

はぁ…

夏菜

ただいま…

母(美代子)

おかえり〜

母(美代子)

…ってどうしたの?浮かない顔ね

夏菜

うん…

母(美代子)

とりあえず先に手洗ってらっしゃい。話は後で聞くから。

夏菜

はーい…

母(美代子)

さて…手洗いもすませてきたことだし、浮かない顔をしてた理由を聞かせて?

夏菜

進路が中々決まらなくてさ。大学か高校か…。

母(美代子)

ああ…そうね。2年生から卒業後の進路はぼんやりしてたものね。

母(美代子)

それでもいつか決まるだろうって、なっちゃんもお母さんもなあなあにしちゃってたけど。

母(美代子)

そろそろ決めないとだめよねぇ。

夏菜

うん。もし大学に行くとしたら、
もう3年生だし遅いかも知れないけど…
オープンキャンパスも早めに行っといたほうがいいだろうし、

夏菜

奨学金取ったとしても、大学のお金も結構高いからどうしようかなって…

母(美代子)

お金のことなんて心配しないの。なっちゃん。

母(美代子)

まだ決まってないけれども、自分の行きたい道を行けばいいのよ。なっちゃんは何にでもなれる可能性がまだいっぱいあるんだから。

夏菜

お母さん…

夏菜

ありがとう。少し元気がでた!
でも、まだ決まってないんだけどね。

母(美代子)

う〜ん、やっぱりまだそうよね。

母(美代子)

ん〜…そうだわ!なっちゃん!夏休みの間、ちょっと気分転換に泊まりに行ったらどうかしら!

夏菜

え!なんで?

母(美代子)

一度頭をすっきりにしてゆっくりしたら考えもまとまるかもしれないわ。

母(美代子)

それにね。視野を広げると分かることだってあるかも。このままここで悩んでいても多分見つからないわよ。

母(美代子)

現に今まで見つからなかったでしょ?

夏菜

ううっ…!

夏菜

(そのとおりだけども…心にくる!)

母(美代子)

もし、なっちゃんが行くっていうのなら私の実家の伯父に電話かけるけど、大丈夫かしら?

夏菜

(行くか行かないか…)

追想

茉優

そうだけどさ〜そんなふうにうじうじ悩んでたら何時までたっても決まらないよ?

追想

母(美代子)

それにね。視野を広げると分かることだってあるかも。このままここで悩んでいても多分見つからないわよ。

夏菜

私は今日も今までも悩んでばかりだった。

夏菜

何に対しても優柔不断で、決められない。

夏菜

お母さんの実家には小さい頃、数回行ったことがあるだけでよく覚えてないけど…

夏菜

伯父さんの家でもしかしたら、何か見つけられるかな…?

夏菜

分かった…。

夏菜

私行くよ、伯父さんの家に。
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