担任
担任
担任
昼休み
少し頭が薄くなった担任に雑用を頼まれていたのは
俺、高梨 春日(たかなし はるひ)
担任
担任
純太
この無愛想な男は
青木 純太(あおき じゅんた)
クラスメイトで、隣の席だ。
春日
春日
純太
そう言って、俺たちは教材を運んでいた
純太
純太
春日
と、俺が振り向きながら階段を降りていた時
春日
春日
目の前の景色が反転した
純太
春日
なんて、どうでもいいことを思いながら
ガツンッ
という音と共に意識が途切れた
身体を揺さぶられ、重いまぶたを開ける
春日
頭が割れそうなほど痛い。
春日
春日
目の前の光景に違和感を覚えた
目の前に居たのは、毎日鏡で見る自分の顔だった
春日
いや、おかしいだろ
普通、自分の顔なんて鏡で見ないと見えないだろ
目の前にいる俺がそう聞いてくる
春日
春日
純太
純太
春日
慌てて全身を見回す
長い指に、ほどよい筋肉がついた身体
頭を触ると、指の隙間からさらさらと髪が零れ落ちてきた
春日
半ば放心状態の俺が呟くと
純太
なんて返事をした青木(?)を見た
ありえないだろ、普通
こんな
純太
なんてこと!!!
マンガじゃあるまいし!!!
…ていうか
春日
純太
純太
春日
表情一つ変えないな、こいつは!
純太
そうなのか?
そんな奴もいるんだな…
俺はよく、表情がうるさいとか、見てて面白いくらい表情が変わるとか言われるし
思ったことが表情に出るタイプだからな…
春日
無理やり頬をつり上げてみても、なかなか上がりにくい
純太
春日
………………
純太
そうだよ、こんなふざけたことしてる場合じゃない
春日
俺が問いかける
純太
春日
純太
春日
純太
純太
いやまあ、マンガとかでよくある展開だけどさ…
春日
純太
春日
純太
純太
確かにそうだ
春日
春日
春日
純太
純太
純太
春日
純太
春日
純太
こうして、俺の家(高梨家)に青木が泊まることになった
純太
純太
春日
そんな簡単にいくはずないと思いながら
純太
青木と一緒に階段から落ちた
ガツッ
という音と共に、意識が途切れた
春日
身体を揺さぶられて、俺はゆっくり起きた
純太
…あ、そうだ!そうだった!
俺たち、入れ替わってたんだった!
ガバッと起きた
目の前に居たのは…
よく見なれた、俺の顔だった
春日
いや、わかってた、わかってたけどさ…
春日
純太
純太
春日
お前って…
春日
俺はこんなにも焦っているのに…
純太
純太
純太
春日
純太
春日
高梨宅
春日
純太
俺は俺ん家で、少し血の滲んだ、でこにできたたんこぶの手当てをしてもらっていた
春日
春日
純太
純太
青木がそう言い切った
春日
純太
春日
春日
春日
純太
純太
そう真顔で言った青木の目じりが赤く染まった気がした
春日
春日
純太
青木が少しだけムッとした顔をした気がしたが、気のせいだろう
純太
春日
純太
純太
春日
春日
to be continued…
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!