丈ちゃんのことが大好きだから
丈ちゃんの思いをちゃんと受け止めたかった
丈太郎
丈太郎
愛紗
愛紗
順調に進んでいく車
だんだんと緊張が高まってくる
でも私は信じたかった
いずれ明日夢が生まれてくる
そんな未来が必ず来るのだから
いつか絶対に乗り越えられるはず
丈太郎
愛紗
丈太郎
駐車場に着いて直ぐ
丈ちゃんの唇がそっと触れる
心配そうに何度も私の頭を撫でて
丈太郎
愛紗
再び触れる唇
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
三度目のキスの後、車を降り
受付を済ませて狭いエレベーターに乗った
愛紗
何度も自分にそう言い聞かせて
部屋に入って荷物を置くと
二人でベッドに座った
私が不安にならないように
丈ちゃんは部屋の明かりを調節してくれて
丈太郎
優しく頭を撫でてくれる
不思議と気持ちが軽く感じて
もしかしたら……
そう思った
優しく抱き締められて
怖さよりも嬉しさの方が勝っていく気がした
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
そっと触れる唇
キスをして
抱き締めて
またキスをして
何度も繰り返して
丈太郎
キスをしながら抱き締められて
下着のホックが外され
それでも恐怖を感じることはなかったけど
ゆっくりとベッドに横になった時
ちょっとだけ怖くなって目をぎゅっと閉じた
丈太郎
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
優しく触れる丈ちゃんの手
丈ちゃんの温もりに包まれて
嬉しくて嬉しくて
でも時々、恥ずかしくて
丈太郎
愛紗
愛紗
何度か手で顔を覆った
丈太郎
丈太郎
徐々に全身の力が抜けていく感覚があり
恥ずかしさを感じる余裕もなくなるほど
頭の中がぼーっとしていく
愛紗
丈太郎
愛紗
不思議だった
いつもならもっと早い段階で起きるフラッシュバック
でも今日は元彼や恭也さんのことを思い出すことはなく
丈ちゃんの深い愛を全身で感じることができた
丈太郎
丈太郎
愛紗
いつも私のことを気遣ってくれて
私が少しでも不安になると
優しい言葉を掛けてくれる
丈太郎
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
優しく何度も頭を撫でてくれて
嬉しくて何度も唇を重ねた
最初は軽く触れる程度だったけれど
徐々にお互いを求めるような……
熱く甘いものに変わっていった
丈太郎
愛紗
愛しくて愛しくて
溢れる想いが止まらない
本当に幸せな一時を過ごすことができた