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ーーあの時は、ただのからかいのつもりだった。 でも、それがきっかけでおかしなことになっていくなんて、全然思わなかった。
昼休み。 教室のざわめきの中で、レンは今日も1人で弁当を広げていた。
ミカ
ユイ
私たちが笑うとレンは小さく俯く
レン
マリン
ミカ
そこでレンが顔を上げて私を見た。 目の奥がまっすぐすぎて、思わず息を呑む。
レン
ミカ
レン
ユイ
ミカ
レン
レンはふっと微笑む
放課後。帰り道。
ミカ
バッグを抱えて歩く。 でも途中から、背中にじっと刺さるような気配を感じた。
ミカ
振り返ると、夕焼けの道には誰もいない。 それでも、視線だけは確かに私にまとわりついていた。