無事に冬休みを終え、しばらく経った
日付は巡り、今日は2月13日
優
渉
真冬
優
優
真冬
これまではバレンタインなんて何の興味もなかった
でも、今年は違う
渉
真冬
ちなみに2人は、僕と彼方さんの関係性を知っている
冬休み明け、学校で2人に言ったときの反応は、予想通りでもあり少し面白かったっけ
優
真冬
真冬
渉
真冬
真冬
真冬
次の日
色々悩んだ挙句、普通の市販のチョコレートを買ってきた
渡すのは学校…
真冬
女子生徒A
女子生徒B
真冬
2年C組の教室の中は、彼方さんにチョコをあげたい女子生徒で溢れかえっている
真冬
女子生徒C
見ると、彼方さんよりは少ないが 数十人の女子がいた
女子生徒D
真冬
真冬
真冬
そう言った後、僕は少し早めに走りながら、いつも避難する場所に向かった
真冬
僕が来たのは校舎裏
屋上だとすぐにバレるから、毎年ここに避難している
真冬
少し遠くの方に、黒髪の男子生徒が 疲れたようにうずくまっていた
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
僕は思い出した事があって、ポケットの中を探る
制服のポケットの中に、彼方さんにあげるチョコが入っているのをすっかり忘れていた
真冬
真冬
彼方
彼方
受け取った彼方さんは、嬉しそうな顔をしている
彼方
真冬
そう言って渡されたのは、一つの箱
受け取ってよく見てみると、チョコレートだった
真冬
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
優
声のした方に向くと、優と渉さんが 2階の窓から手を振っていた
渉
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
2人で並んで、校舎へ戻る
この前までずっと大変なことがあったからか、こんな時間ですらも幸せだと思えるようになった
いつまたこの幸せが崩れるかわからないから
真冬







